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浦和、2億6000万円の赤字。ファン離れ防止でファンサービスを改善

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 浦和レッズは20日、定時株主総会で2010年度の事業報告を発表した。営業収入は56億2500万円、営業費用58億9800万円となり、営業損失2億7300万円、税引き後の当期損失2億6000万円となったことを公表した。2億6000万円の赤字となったが、これはクラブ史上初という。

 3期連続での減収で、チーム成績の低迷(2010年は10位)により、昨季平均観客数3万9941人と前年比約4200人も減ったことが大きく影響した模様。クラブ側も「営業収入の内、入場料収入は前年に比べ減少しましたが、チーム戦績の不振、特にホームゲームで勝ち越せなかったことやロスタイムでの失点、1点差敗戦ゲームが多かったこと等が入場者数減に繋がったと考えています」と分析している。

 21日のスポーツ報知によると、クラブ側はファン離れを防ごうと、さっそく行動に移した。これまで浦和の練習場のファンサービスエリアは、帰宅時に選手から出向いていかないと触れ合えない構造になっていたが、全選手が練習後に必ずファンの前に立ち寄る方式に変えたという。試験的なものだそうだが、ファンとの交流を増やして人気回復を目指す。

(文 近藤安弘)

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