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広島は開始2分で先制も、退場者出して逆転負け、ホーム初黒星喫す

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[7.10 J1第3節 広島1-3C大阪 広島ビ]

 サンフレッチェ広島はFW李忠成のゴールで先制するも、前半のうちに退場者を出し、1-3の逆転負けを喫した。ホーム16戦負けなしのクラブ記録更新がかかっていたが、今季初のホーム戦黒星で4位から6位へ順位を落とした。

 開始わずか2分、相手DFのバックパスがもたついたのを李は見逃さなかった。ボールをかっさらうと、自らPA内へ持ち込み左足シュート。今季6点目で先制に成功した。しかし同33分、MF森崎浩司のバックパスを受けたGK西川周作がFW小松塁のスライディングを受けて転倒。PA内でボールはこぼれた。これをMF倉田秋に拾われ、失点。1-1に追いつかれてしまった。

 そして試合の流れが変わったのは前半42分だった。DF森崎和幸が相手のロングパスをトラップしようとしたが、これが手に当たってしまった。ハンドの判定を受けると、これがこの日2枚目の警告で、退場に。広島は残り時間、10人での戦いを強いられた。

 なんとか前半を1-1で終え、その後もしのぎきりたいところだったが、後半4分、6分と立て続けに失点。一気に2点差に突き放された。再び追いつこうとMFミキッチや後半からMF高萩洋次郎に代わって出場したMF中島浩司が積極的にゴールを狙うが、枠を捉えることはできない。1-3のまま試合を終えた。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「あれだけイエローカードが先行してしまうと、球際に厳しくいけなくなってしまう」と厳しい口調。前半だけで5枚の警告が出たことを悔やんでいた。次節は首位・柏との一戦となるが、この日の退場で森崎和は出場停止。指揮官は「首位との試合まで中2日しかないが、メンバーを考えながら臨みたい」と話していた。

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