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G大阪は大阪ダービーに引き分け、連勝が3でストップも3位に浮上

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[8.13 J1第21節 C大阪1-1G大阪 長居]

 ガンバ大阪は大阪ダービーに1-1で引き分けた。連勝は3で止まったが、5戦負けなし(3勝2分)となり、この日連敗を喫した横浜FMを総得点で上回り、3位に浮上した。

 今季開幕戦の2-1勝利などリーグ戦では11戦負けなし(9勝2分)となった大阪ダービーだが、5月24日のACL決勝トーナメント1回戦では0-1の敗戦。ベスト16敗退に終わった借りを返すべく、必勝体勢で臨んだが、再三のチャンスも相手GKの好守に阻まれ続けた。

 前半7分、MF遠藤保仁の右CKからDF山口智がヘディングで狙うも、GKキム・ジンヒョンがセーブ。同14分には中盤でインターセプトしたMF明神智和が中央をドリブルで駆け上がり、絶妙なスルーパスから3戦連発中のFWラフィーニャが決定機を迎えたが、左足のシュートはまたしてもGKに阻まれた。

 すると、前半32分にMFキム・スンヨンがFW平井将生に負傷交代するアクシデント。西野朗監督が「キックオフから自分たちのリズムでゲームを進めて、中盤の攻防をある程度コントロールして進んでいたが、あそこで一つ取れていれば」と悔やんだように、いい時間帯で先制点を取れなかったことが響いた。

 後半も分厚い攻撃でゴールを目指したが、後半8分、平井の右クロスに合わせたFWイ・グノの決定的なシュートもGKの牙城を破れなかった。逆に後半31分に先制点を許す。その3分後、遠藤の右CKのセカンドボールをMF武井択也が拾って再び右サイドに展開。遠藤のクロスをDF中澤聡太がヘディングで叩き込み、すぐに同点に追い付いたが、次の1点を取れなかった。

 キム・スンヨンの交代後はFWイ・グノが中盤に下がってプレー。クラブによると、指揮官は「グノを中盤に落とさざるを得ない中でバックアップも攻撃的なカードを切るには乏しい部分があり、攻め切れなかった。もう少し相手に圧力をかけたかったが、我慢の展開だった」とコメント。2枚目のカードは後半45分。イ・グノに代わってG大阪ユースから今季トップチームに昇格したMF大森晃太郎がプロデビューを果たしたが、勝ち越すことはできず。1-1のまま勝ち点1を分け合った。

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