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川崎Fは福岡に痛恨の逆転負けでクラブワーストタイ記録の4連敗

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[8.14 J1第21節 福岡2-1川崎F レベスタ]

 川崎フロンターレは最下位・福岡に1-2で敗れ、クラブワーストタイ記録となる泥沼の4連敗を喫した。最近3試合で1得点と得点力不足に苦しむ中、この日は前半25分にセットプレーから先制点を奪ったが、次の1点が遠く、痛恨の逆転負けとなった。

 前節・C大阪戦(1-2)のウォーミングアップ中に負傷したDF小宮山尊信がこの日も欠場し、左SBでは大卒ルーキーのDF實藤友紀が3試合ぶりの先発。左太腿裏肉離れから復帰したFW矢島卓郎も4試合ぶりにベンチ入りした。連敗ストップへ総力戦で勝ち点3を狙ったが、ホームの後押しを受ける福岡の気迫に押された。

 前半25分、左後方からのMF中村憲剛のFKに飛び込んだFW小林悠がニアサイドで角度を変え、ゴールネットを揺らす。小林の4試合ぶり今季9点目で先制に成功。しかし、守備陣が耐え切れなかった。

 後半24分に中央から同点ゴールを許すと、同27分に實藤が負傷交代。MF田坂祐介を投入し、そのまま左SBに入ったが、守備のバランスが崩れ、サイドから押し込まれた。同33分には矢島がピッチに入り、勝ち越しゴールを目指すが、同40分にサイドを大きく振られ、決勝点を献上。そのまま1-2で敗れた。

 悪夢の4連敗で7位に後退し、消化試合の1試合少ない首位・名古屋との勝ち点差は12。クラブによるとDF井川祐輔は「苦しい時期が来たという感じがする。同じパターンでやられてしまい、うまくいかない部分があるが、そこをどうしていくかを話し合っていかないと。技術なのか、意識なのか、戦術なのか分からないが、チームとしてもう一度しっかり見直していきたい」と厳しい口調で話した。今後はG大阪、名古屋、柏と上位陣との対戦が続く正念場を迎えている。

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