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昨季に続き4強は関東勢に!筑波大、明大、流経大+阪南大を下した法政大:準々決勝

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明治大vs常葉大学浜松キャンパス

第41回総理大臣杯全日本大学トーナメント


 第41回総理大臣杯全日本大学トーナメントの準々決勝が6日に各地で行われた。4強入りを決めたのは昨季の全日本大学選手権(インカレ)覇者・筑波大(関東2)、昨季王者・明治大(関東7)、法政大(関東4)、流通経済大(関東5)。前回大会に引き続き、4強の全てが関東勢という結果。これは41度の歴史で7度目(過去は1977、1978、1991、1997、2016年大会)のことになる。

 筑波大はエースの活躍もあり、大阪体育大(関西3)に3-2の逆転勝利を収めた。前半16分に先制されたが、同24分に“ユニバーシアード日本代表トリオ”の連携で同点弾。MF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)、MF三笘薫(2年=川崎F U-18)とつなぎ、最後はエースFW中野誠也(4年=磐田U-18)が右足シュートを決めた。同33分には中野の浮き球からMF長澤皓祐(3年=FC東京U-18)のヘディングシュートで逆転に成功。前半を2-1で折り返す。

 後半8分には筑波大が3点目。三笘のパスに抜け出たDF野口航(4年=大津高)のクロスから中野がこの日2点目を頭で沈める。後半16分にはPKを献上し、これをMF浅野雄也(3年=四郷高)に決められる。1点差に迫られたが3-2で逃げ切り勝利を飾った。

 明治大(関東7)は常葉大学浜松キャンパス(東海1)に1-0で勝利した。2年連続総理大臣杯で大怪我を負った主将が堂々の一仕事。後半42分、浦和内定MF柴戸海(4年=市立船橋高)のパスから10番・FW木戸皓貴(4年=東福岡高)がゴールネットを揺らし、これが決勝点。明治大は3年連続の4強入り。東海王者は悔しい敗退となった。

 法政大(関東4)は阪南大(関西1)に3-3(PK4-3)で勝利。準優勝した2014年大会以来、3年ぶりの4強進出を決めた。前半5、24分に阪南大が2点を先取したが、そこから法政大が反撃。MF紺野和也(2年=武南高)のゴールと、ルーキーFW上田綺世(1年=鹿島学園高)の2発で逆転に成功した。しかし関西王者・阪南大も終了間際のアディショナルタイム3分に意地をみせ、DF真瀬拓海(1年=市立船橋高)のゴールで3-3に追いついた。試合は延長戦でも決着はつかずにPK戦へ。

 先攻の阪南大は1人目のMF岡部拓実(4年=正智深谷高)が枠外。その後は互いに決めたが、阪南大3人目を務めたFW和田凌(4年=千葉U-18)のシュートは法政大の守護神・吉田舜(3年=前橋育英高)がストップ。対する法政大は4人目のMF大西遼太郎(2年=磐田U-18)がGK渡邉健太郎(4年=愛媛ユース)に止められるも、最終5人目の上田がきっちりと決め、この瞬間に勝利が決定。ルーキーの活躍光った法政大が熱戦をものにし、4強入りを果たした。

 流通経済大(関東5)は東海学園大(東海3)を2-1で下し、2年ぶりの準決勝行き。ユニバ代表FWジャーメイン良(4年=流通経済大柏高)が2得点の活躍をみせた。

 前半15分にはDF小池裕太(3年=新潟ユース)の左CKから頭で決め、同23分には小池が蹴り入れた直接FKのこぼれを足で押し込んだ。ジャーメインの2発で流経大が2-0に突き放す。同38分にはオウンゴールを献上し、1点差に詰め寄られ、終了間際の後半アディショナルタイム4分にはDF関大和(1年=流通経済大柏高)が二度目の警告を受けて退場。数的不利に立ったが、そのまま逃げ切り、勝利を飾った。

 準決勝は8日にヤンマースタジアム長居で行われ、筑波大は法政大と、流通経済大は明治大と戦う。

結果は以下のとおり

【準々決勝】(9月6日)
[J-GREEN堺・メインフィールド]
常葉大学浜松キャンパス 0-1 明治大
[明]木戸皓貴(87分=補・柴戸海)

東海学園大 1-2 流通経済大
[東]オウンゴール(38分)
[流]ジャーメイン良2(15分=補・小池裕太、23分)

[ヤンマーフィールド長居]
筑波大 3-2 大阪体育大
[筑]中野誠也2(24分=補・三笘薫&戸嶋祥郎、53分=補・野口航&三笘薫)、長澤皓祐(33分=補・中野誠也)
[大]西田恵(16分=補・林大地&田中駿汰)、浅野雄也(61分)

法政大 3-3(PK4-3) 阪南大
[法]紺野和也(45+1=補・黒崎隼人)、上田綺世2(63分=補・末木裕也、70分=補・武藤友樹)
[阪]草野侑己(5分=補・山口拓真山口一真(24分=補・脇坂泰斗&重廣卓也)、真瀬拓海(90分+3)


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