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「NIKE FC」がチームプレーをテーマに合宿。最終日を終えた選手たちのコメント

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 ユース世代のフットボールプレーヤーをサポートするナイキジャパンの特別プログラム『NIKE FC』は今回、中高生40人が茨城・波崎で初の合宿を行った。1泊2日のプログラムは19日から始まり、最終日の20日はゲームを中心としたメニューが組まれた。選手たちは、初日に習得に励んだ『チームプレー』がどれだけ実戦でできるか試されたが、この日は前日の雨が止み、一層、元気ハツラツな動きを見せた。

以下、最終日を終えた選手たちのコメント

●GK野出康太(中3)
-合宿2日目はゲームをやりましたが、どうでしたか?
「まだ自分の実力が足りていないと感じました。もっと練習をしていきたいです」

-ゲームで心がけたことは?
「自分はGKなので、とりあえずゴールを決められないこと。それに、前線の選手に声を出して支持をすることです。それを心がけました」

-チームプレーがテーマでしたが、どうでしたか?
「チームプレーをするには、相手との信頼も必要になります。声を掛け合ったりして、仲間との友情を深めることで、チームプレーも深まると思いました。それだけはしっかりやろうと思いました」

-初めての泊まりでの合宿でした。勉強になった?
「かなり中身が充実した2日間だったと思います。仲間とのチームプレーの大切さを学べました。チームにとって、自分がどうプレーすることが大切なのか学べたと思います」

-自分のチームに帰って、どう活かしていきたいですか?
「まずはGKとして基礎をしっかりと身に付けて、そのうえで周りとのコンビネーションを増やして、強いチームにしていきたいです」

●FW小出塁(中3)
-2日目はゲーム中心でしたが、どういうことを心がけた?
「1日目にやった練習と、夜の講義を意識してプレーしました。前からプレスに行くときも、仲間と連携してやることを意識してやりました」

-課題は見つかりましたか?
「前からプレスに行くという意識は高まったけど、もっと動けるようにしたい。体力的なところをもっと伸ばしていかないといけないと思いました」

-2日間の合宿を振り返ってどうでしたか?
「すごくいい環境でできて、練習も充実した内容でした。自分のスキルアップにつながったと思います。それと年上の人と一緒にプレーできて力になったと思う」

-自分のチームに帰ってどう活かしたい?
「前からしっかり守備をして、ボールを奪えるようになりたい。それと攻撃では周りと連携して動いて、点を獲りたいです」

●FW市川秀登(中3)
-コーチからのどんなアドバイスを受けましたか?
「味方がプレスにいったときに、自分がサポートする位置を言われました。そういうところはもっと練習していかないといけないと思いました」

-この合宿でどんなことを学べましたか?
「やっぱり何事も一生懸命やることです。戦術面では、守備のときにちゃんとプレッシャーにいくこと。他の選手がプレスに行ったときは、カバーに行って、パスカットを狙えるように動くことです」

-自分のチームでどう活かしたい?
「帰ったら仲間に学んだことを教えて、こういうことやりたいから、こうしようと、どんどんコミュニケーションを取っていきたいです」

●GK針谷泰平(中3)
-コーチの指示で印象に残ったことは?
「ビルドアップのとき、どんどん前に出てパスを受けて、攻撃に参加しようと言われた。できた部分と出来なかった部分がありました」

-この2日間でどんなことが勉強になった?
「GKなので、責任を持ってプレーすることです。練習はきつかったですけど、面白かったです」

-泊まり込みの合宿はどうだった? 友達はできた?
「こういう体験は少ないので、いい経験になりました。何人か友達ができて、メール交換をしました」

●FW福田翔太(高2)
-ゲームにはどんな意識で取り組んだ?
「自分はまず、攻撃に絡めるように意識しました。ボールをもらえるところに動くようにした。あとは自分の長所を活かそうと思ってプレーしました」

-今回の合宿のテーマである、チームプレーは出せた?
「できたところもあったけど、ちょっとコミュニケーションが足りないときがあって、失点をしてしまいました。これから自分のチームに戻って、しっかり練習したいです」

-この合宿を通して学べたことは?
「今までは個人のことばかり考えていて、チームプレーを考える機会がなかった。この経験はすごくためになった。練習もボールを使ったものが多くて、楽しかったです。新しい友達もできてよかったです」

-チームに帰って、この経験を活かしたいですね。
「合宿のテーマだった、プレッシャーをかけることとか、チームとして連動して動かないとボールが奪えないという点は、チームに帰ってもやっていきたいです。いろんなことを知れて勉強になったので、今後に活かしたいです」

●DF/MF森田達也(中3)
-ゲームではどんなことを心がけてプレーした?
「積極的にボールを触ってシュートを打つこと。あとゴールに絡むプレーを心がけました」

-1日目の練習でチームプレーに重点をおいた練習をしましたが、発揮でした?
「試合の終盤でも声を出しあって、危ない場面でも助け合うことができた。プレスをかけるときも、マークの受け渡しがしっかりできたと思う」

-2日間で成長できた点はどこですか?
「最後まで走り切るメンタルと、あとはチームプレーです。今回教わったことを、チームでも実践したいです。声を出し合ったり、チームプレーの大切さをみんなに伝えたいです」

●MF桂悠樹(高3)
-マンソンコーチから今合宿のMVPに選ばれた。どんなところが評価された?
「技術的な部分と味方を動かす声とか、ボールのないときの動きを言われました。きょうやった(2日目の朝の)フィジカルトレーニングの時も、走り込みを最後まで頑張っていたと、気持ちの面も評価してもらいました」

-2日間の合宿を振り返って。
「自分は高3で年上というのがあったので、周りのみんなをまとめて、指示を出すことを率先してやろうと心がけました。いい経験になったと思います。泊まりがけということで、いろんな選手とコミュニケーションが取れるし、コーチにもいろんな話を聞くことができる。それが良かったと思います。この合宿のテーマには、コミュニケーション能力の向上があったけど、自分から初めての選手に話しかけたりすることは、サッカーでもつながると思う。今後に活かしたいです」

[写真]ゲーム形式のメニューをこなす選手たち。実戦の中でチームプレーがこなせるようになっていた

(取材・文 近藤安弘)

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