beacon

[全日本ユース(U-18)選手権]藤枝明誠が星稜から全国大会初勝利!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.6 全日本ユース(U-18)選手権1次R第1戦 星稜高 0-4 藤枝明誠高 藤枝総合]

 高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)選手権1次ラウンド、藤枝総合運動公園サッカー場(静岡)の第1試合ではプリンスリーグ北信越王者の星稜高と初出場の藤枝明誠高(東海3)が激突。地元・藤枝明誠が4-0で快勝し、全国初陣を白星で飾った。

 開始早々の4分に試合は動いた。立ち上がりから星稜の高いDFラインの裏を狙ったロングボールを主体に攻撃を組み立てる藤枝明誠は、右サイドバックの兼子貴のロングボールに1トップの安東大介が抜け出し、GKとの1対1を冷静に沈めて、幸先よく先制に成功する。

 出鼻をくじかれた星稜は、左サイドの切り込み隊長・山崎裕平と、攻撃的右サイドバック前島大輝の両サイドのアタッカーを軸に反撃に転じるが、守備の要・水谷練を欠いた守備陣に再び隙が生まれてしまう。20分、藤枝明誠は左サイドを攻略すると、クロスに対し、ファーサイドのU-17日本代表DF藤原賢土が飛び込む。これは星稜GK白井啓介が僅かに触れて右CKに逃れるが、藤枝明誠はMF辻俊行の右CKを中央のDF増田浩史がヘッドで合わせ、リードを2点に広げる。

 苦しい展開に追い込まれた星稜は、中野春樹と濱砂優毅の2トップにボールを集めようとするが、中野、濱砂共に精彩を欠き、前線で起点が作れない。さらに追い討ちをかけるように34分に前島が負傷退場。星稜にとってこの出来事が敗戦の決定打となってしまった。

 攻撃の起点を失ってしまった星稜は、後半2分に再びロングボールからの展開から、安東に3点目を決められ、勝負あり。ロスタイムにはMF岩田直康がダメ押しゴールを決め、藤枝明誠が4-0の快勝で、全国大会初勝利を手にした。

<写真>ゴールを喜ぶ藤枝明誠イレブン
(取材・文 安藤隆人)
高校サッカー・全日本ユース2009

TOP