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[全日本ユース(U-18)選手権]王者・浦和ユース、初出場・藤枝明誠など8強へ

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 高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)選手権は21日、茨城県のひたちなか市総合運動公園陸上競技場などで決勝トーナメント1回戦6試合を行い、前回優勝の浦和レッズユース(関東7)や今夏の日本クラブユース選手権(U-18)大会準優勝のFC東京U-18(関東1)、初出場の藤枝明誠高(東海3)などが準々決勝へ駒を進めた。1回戦の残り2試合は23日に開催。準々決勝は10月3日と4日に行われる。

 前回優勝の浦和ユースは東京ヴェルディユース(関東4)と対戦。両チーム無得点で迎えた後半5分にFW磯部裕基のヒールパスを受けたMF矢島倫太郎が右足で先制ゴールを決めた。相手に約2倍のシュート11本を放たれながらも守った浦和ユースが1-0で勝ち、3年連続の準々決勝進出を果たした。

 広島観音高(中国2)と対戦したF東京U-18は前半10分にFW三田尚央が先制ゴール。後半にはU-18日本代表FW重松健太郎が2点を加え、3-1で勝った。

 藤枝明誠と大阪桐蔭高(関西3)という高校チーム勢同士の対戦は、後半30分にFW大山和早のゴールにより藤枝明誠が先制。大阪桐蔭は後半37分にエース、FW永澤圭祐が同点弾を決めたが、藤枝明誠は1-1で突入した延長前半7分にMF辻俊行が決勝ゴールを決め、2-1で勝利。初の全国大会で8強進出の快挙を成し遂げた。

 横浜F・マリノスユース(関東3)と桐光学園高(関東5)との“神奈川ダービー”はFW榎本大希の決勝ゴールにより、横浜FMユースが1-0で勝利。ジュビロ磐田ユース(東海1)対青森山田高(東北)はU-18日本代表候補DF永井鷹也の先制ヘッドなど後半に3発を決めた磐田ユースが3-0で勝った。
 また、サンフレッチェ広島ユース(中国1)はU-18日本代表MF大崎淳矢の2得点で関西王者のヴィッセル神戸ユースを2-0で下している。


【決勝T1回戦】
9月21日
[石巻市総合運動公園フットボール場]
藤枝明誠高 2-1 大阪桐蔭高
[藤]大山和早(75分)、辻俊行(97分)
[大]永澤圭祐(83分)

F東京U-18 3-1広島観音高
[F]三田尚央(10分)、重松健太郎2(57分、87分)
[広]山本邦彦(66分)

[ひたちなか市総合運動公園陸上競技場]
東京Vユース 0-1 浦和ユース
[浦]矢島倫太郎(50分)

磐田ユース 3-0 青森山田高
[磐]永井鷹也(60分)、海田佳祐2(62分、66分)

[群馬県立サッカー・ラグビー場]
横浜FMユース 1-0 桐光学園高
[横]榎本大希(52分)

神戸ユース 0-2 広島ユース
[広]大崎淳矢2(54分、77分)

9月23日
[夢の島競技場]
三菱養和SCユース(11:00)前橋育英高
千葉U-18(13:20)米子北高

<写真>浦和ユースvs東京Vユース、後半5分、先制ゴールを決めた浦和ユース・矢島(右)が岡田と喜ぶ
(文 吉田太郎)
高校サッカー・全日本ユース2009

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