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ジダン氏が日本代表をサポート?岡田監督と対談

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 元フランス代表MFのジネディーヌ・ジダン氏がアディダスフットボール大使として来日し、31日、adidas『EVERY TEAM NEEDS...ジダンの導き。』と題されたアディダスのキャンペーンイベントに参加した。

 日本代表岡田武史監督とのトークセッションでは「勝つために大切なことは選手がチームとしてプレーすること。ピッチの上では1人では何もできない。連帯感があることが大事」と力説。来年のW杯でベスト4進出を目標に掲げる岡田監督に対し「W杯でチャンピオンになるのは大変だが、しっかりとした目標を定めて、そこに到達しようとすることが大事。野心的なものでも、選手は目標を持つことで頑張れる」と、98年のフランスW杯で優勝するなど現役時代に2度のW杯決勝を経験した“先輩”としてエールを送っていた。

 ジダン氏がユベントス在籍時に同クラブの練習を見学したこともあるという岡田監督は「今日初めてお話できて、人間としても素晴らしい印象を受けた。これからは日本代表のヘルプもしてもらいたい」と突然の“オファー”。ジダン氏も「しっかりサポートさせていただきます」と笑顔で応じるなど和やかな雰囲気でトークセッションは進んだ。

 アディダスでは11月2日にフットボールスパイク「PREDATER X」(プレデター エックス)を発売する。FW森本貴幸(カターニア)、MFスティーブン・ジェラード(リバプール)も着用予定というプレデターシリーズの新作は、ジダン氏も開発に携わり、さらなるパワーとカーブ性能を実現させたという。

 「私自身がプレデターの大ファン」というジダン氏は現役時代、常にプレデターシリーズを着用し、「1度も変えたことがない。大好きなモデルで、今回は開発のお手伝いをして、ジダンらしさ、ジダンタッチを加えることができたかなと思っている」とうれしそうだった。

 得点を取るためのスパイクと聞かされた岡田監督も「これを履いて点が入るなら、日本以外では売らないでほしいな。うち(日本代表)の選手も履いて、1点でも多く点を取ってほしい」と冗談交じりに話していた。

<写真>トークセッションを行ったジダン氏(左)と日本代表の岡田武史監督

(取材・文 西山紘平)

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