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ジダン氏が2得点4アシスト、現役時代と変わらぬテクニックを披露

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 アディダスフットボール大使として来日した元フランス代表MFのジネディーヌ・ジダンは31日、味の素スタジアムで開催されたadidas『EVERY TEAM NEEDS...ジダンの導き。』キックオフイベントに参加した。子供たちを対象にしたキッズクリニックではフェイントのかけ方など、お手本を見せながら指導。元日本代表選手らが参加したスペシャルフットサルマッチでは現役時代を彷彿とさせるテクニックを披露し、約8000人の観客を沸かせた。

 スペシャルフットサルマッチは「ジダンチーム」と「JリーグOBチーム」が対戦。20分ハーフの試合は、ジダン氏の2得点4アシストの活躍でジダンチームが8-7で勝った。

 ジダンチームには、ビーチサッカー日本代表にも選ばれた前園真聖、フットサル日本代表の小野大輔のほか、元日本代表の小倉隆史、名波浩、岩本輝雄、下川健一、福永泰、元フットサル日本代表の相根澄が参加。JリーグOBチームは柱谷哲二、本田泰人、山口素弘、秋葉忠宏、中西永輔、小島伸幸、上野優作、森山泰行、加藤望の9人で構成された。

 繊細なボールタッチと抜群のボディバランスでボールをキープし、数多くのチャンスをつくったジダン氏は得意の“マルセイユルーレット”も披露。ジダンがボールに触るたびにスタンドはどよめき、ともにプレーした前園も「上手い。ファーストタッチが素晴らしい」と絶賛。対戦相手としてマークした本田は「懐が深くて、ボールを取れない」と、まったく衰えを知らない元スーパースターのテクニックに驚嘆していた。

 ジダン氏は「日本に来るたびに皆さんが快く受け入れてくれて、とてもうれしい。たくさんの方が来てくれて、ありがとうございました」と感謝し、最後はスタンドにボールを蹴り込むファンサービスでイベントを締めくくった。

<写真>現役時代同様のテクニックを披露したジダン氏(左)。右はマークに付く本田泰人

(取材・文 西山紘平)

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