beacon

[高校選手権]中京大中京、総体の雪辱V:愛知

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.5 全国高校選手権愛知県大会決勝 東海学園 0-1 中京大中京 瑞穂陸]

 すでに全国大会の組み合わせ抽選が決まっており、愛知県代表は鹿児島県代表の神村学園との対戦が決定している。その愛知県代表を決める一戦が12月5日に瑞穂陸上競技場にて行われ、昨年の愛知県代表であり、今年の総体愛知県チャンピオンの東海学園と、準決勝で総体愛知第2代表の名東を6-1と大差で破った中京大中京とが顔を合わせるという、注目の一戦となった。

 試合前に東海学園・鶴田道弘監督が「相手はスピードがあるチーム。まず守備からしっかりと」と話したように、東海学園はU-17日本代表にも選出された主将・杉野健斗を中心としたディフェンスラインがしっかりとブロックを作る。対する中京大中京は、U-17日本代表としてU-17W杯を戦ったFW宮市亮を軸とした自慢の3トップで東海学園ゴールを目指した。

 U-17代表対決に注目が集まったが、宮市には東海学園のDFが2、3人とマークにつき、決定的なチャンスまで作らせない。それでも「世界で通用するためにはああいうプレーは必要。」(中京大中京・道家歩監督)と、宮市は相手DFに囲まれても強引にでも高速ドリブルを仕掛け、一人だけ異次元のプレーを披露。すると前半31分、思わぬ形でゴールが生まれる。
 右CKを得た中京大中京は、キッカー小山将矢のアウトフロントにかけたボールが東海学園DFに当たり、まさかのオウンゴール。積極的に攻めていた中京大中京が待望の先制点を得る。後半に入り、東海学園はMF神谷駿文を中心としたポゼッションサッカーで中京大中京に襲いかかるが、GK柿野太志の好セーブもあり、あと一歩届かずそのまま試合終了。総体予選で東海学園に0-1で敗れていた中京大中京が雪辱を果たし、2年ぶりの全国切符を手にした。

(FBN)

TOP