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[Jユースカップ]F東京U-18タイフーンが名古屋U18を圧倒

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[12.20 Jユースカップ準々決勝 F東京U-18 7-1 名古屋U18 長居2]

 2009Jユースカップ第17回Jユース選手権大会準々決勝が20日、行われ、FC東京U-18が名古屋グランパスU18に7-1で大勝。G大阪ユースと対戦する準決勝(23日)へ進出した。

 強豪・三菱養和SCユースを4-1で一蹴した勢いは本物だった。2回戦で優勝候補のC大阪U-18を下して勝ち上がってきた名古屋の勢いをも、容赦なく飲み込んでしまった。
 FC東京タイフーンが牙を剥いたのは、17分のことだった。派手なゴールラッシュのオープニングを飾ったのは、三菱養和戦でハットトリックを達成したU-18日本代表FW重松健太郎だった。右サイドでボールキープしたMF年森勝哉のクサビを受けたMF三田尚央が、一気に中央へカットインし、山なりのクロス。これを重松がヘッドで合わせた。

 このゴールが名古屋に与えた影響は大きかった。レギュラー11人中、3年生が4人しかいないという若いチームは、トップ昇格者3人を含めた3年生を多くそろえるFC東京の勢いを跳ね返すことが出来ず、失点を重ねていってしまう。

 27分には左からのサイドチェンジを受けたU-17日本代表DF廣木雄磨のセンタリングを、ニアでFW山口潤がヘッドで合わせ、2点目。43分には猛攻からPKを獲得し、これを重松が決めて、前半のうちで3-0。後半開始早々の3分に4点目をMF梅内和磨が挙げたことで、試合は決まった。

 直後にC大阪を破る一撃を決めた1年生ストライカー高原幹が1点を返すが、一度火のついたFC東京の猛攻を止めるまでには至らなかった。15分には三田の突破を止めた2年生CB岸光のタックルが、ファールとみなされ、PK&1発レッドの判定。この判定ははっきり言って不可解で、岸のタックルはうまい技ありタックルだった。
 あまりにも不運な判定で、踏ん張っていた名古屋の戦意は喪失してしまう。このPKを三田が決めると、20分、27分と失点し、終わってみれば7-1という大差で、F東京が名古屋に圧勝し、4年連続の準決勝進出を決めた。

(FBN)

特設:Jユースカップ2009

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