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[大学選手権]福岡大と関西大が勝利、4強出そろう

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 第58回全日本大学サッカー選手権は23日、東京都の西が丘サッカー場と神奈川県の平塚競技場で準々決勝を行い、明治大、関西大、駒澤大、福岡大の4チームが26日の準決勝進出を決めた。

 流通経済大(関東1)と関西大(関西2)の一戦は、前半41分に関西大のDF宇佐美宏和が豪快なミドルシュートで先制。流通経済大も後半9分にMFベロカル・フランクの同点ゴールで1-1に追いつくと、その後は何度も決定機を迎えたが、関西大のGK児玉剛が好セーブを見せ、1-1のままPK戦に突入した。PK戦では児玉が流通経済大の3人目をストップ。関西大は5人全員が決め、PK5-3で勝った。

 連覇を狙う中央大(関東2)は福岡大(九州1)と対戦。延長戦の末、2-3で敗れ、連覇はならなかった。福岡大は1-1の延長前半5分にMF藤田直之が2点目を決め、勝ち越す。中央大も延長後半8分に2-2に追いついたが、その1分後、MF岸田翔平が勝ち越しゴールを奪い、福岡大が激闘を制した。

 第1試合では明治大(関東3)が鹿屋体育大(九州2)にPK戦の末、競り勝った。明治大は前半17分にFW阪野豊史のシュートのこぼれ球をDF鹿野崇史が押し込んで先制したが、直後の同22分に鹿屋体育大もFW中筋誠のPKで同点に追いついた。互いに決め手を欠き、1-1のまま延長戦でも決着が付かず、試合はPK戦に突入。先攻の明治大は4人全員が成功させると、GK高木駿が2本セーブする活躍を見せ、PK4-2で勝った。

 駒澤大(関東4)と関西学院大(関西1)の一戦も延長戦にもつれ込んだ。駒大は前半12分に右サイドからのスローインが流れてきたところを山崎健太が2試合連続となるゴールを決めて先制。関西学院大も前半ロスタイムにDF高松功一が押し込み、試合を振り出しに戻す。駒大は後半9分に山崎のゴールで再びリードを奪ったが、粘る関西学院大も後半12分に右CKのこぼれ球をFW村井匠が押し込み、2-2の同点に追いついた。試合は延長戦に突入したが、延長後半2分、駒大はDF伊藤龍が左足で直接FKを叩き込み、決勝点。3-2で準決勝進出を決めた。

【準々決勝】(12月23日)
[平塚]
明治大 1-1(PK4-2)鹿屋体育大
[明]鹿野崇史(17分)
[鹿]中筋誠(22分=PK)

流通経済大 1-1(PK3-5)関西大
[流]ベロカル・フランク(54分)
[関]宇佐美宏和(41分)

[江戸川]
駒澤大 3-2関西学院大
[駒]山崎健太2(12分、54分)、伊藤龍(102分)
[関]高松功一(44分)、村井匠(57分)

中央大 2-3福岡大
[中]鈴木寛一(19分)、村田翔(108分)
[福]藤田直之2(69分、95分)、岸田翔平(109分)

<写真>ゴール前で激しく競り合う流通経済大のMF金久保順(左)と関西大のDF桜内渚(右)


特設:大学選手権09

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