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[Jユースカップ]広島ユースが左サイド制圧し、全日本ユースの雪辱

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[12.23 Jユースカップ準決勝 広島ユース 2-0 磐田ユース 長居]

 2009Jユースカップ第17回Jユース選手権大会準決勝が行われ、サンフレッチェ広島ユース対ジュビロ磐田ユースの一戦は広島ユースが2-0で勝った。

 戦いの舞台はいよいよ聖地・長居スタジアムに移された。高円宮杯全日本ユース準決勝と同一カードとなったこの一戦は、共に同じ3-2-4-1の布陣でスタートした。

 同じ布陣で、局面でマッチアップとなる展開となったが、このバトルで上回ったのは、この布陣をやりなれている広島のほうだった。磐田の基本布陣は4-2-3-1。そのため、この戦いは広島に分があった。

 立ち上がりから、中山雄登茶島雄介のダブルボランチが、左の宮本徹、右の早瀬良平の両ワイドに展開し、サイドから切り崩しに掛かると、38分に見事な中盤のパスワークから、茶島、MF水頭廉とつなぎ、最後は宮本が左からカットインして、鮮やかな先制弾をマークした。「宮本のサイドが完全制圧を出来た」と森山佳郎監督が語ったように、宮本が激しいアップダウンで、先に左サイドでイニシアチブを握れたことが、広島にリズムをもたらし、先制弾をももたらした。

 後半、布陣を元に戻した磐田だったが、前線の海田佳祐にいいボールが供給できず、広島の素早いつぶしの前に、なかなか攻撃を構築できない。そうこうしているうちに、31分、左サイドを宮本に突破され、彼のセンタリングを早瀬に決められ、万事休す。広島が高円宮杯全日本ユースでPK負けをした雪辱を果たし、決勝進出を決めた。

(FBN)

特設:Jユースカップ2009

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