悲願の全国選手権初制覇を狙う青森山田(青森)に思わぬアクシデントだ。9日の準決勝で左足首を痛めたFW成田鷹晃(2年)が前日練習に参加せず、別メニュー調整。11日の山梨学院大付との決勝に向けても「まだ痛い。明日になってみないと分からない。ちょっと腫れている」と言葉少なで、練習後は病院へ向かった。

　3回戦、準々決勝でゴールを決め、9日の準決勝・関大一戦でも先制のPKを獲得した。ここまで4得点のFW野間涼太(3年)と2トップを組み、青森山田の攻撃を引っ張ってきただけに、欠場となれば大きな痛手となりそうだ。

　前日練習ではMF差波優人(1年)をボランチに置き、MF柴崎岳(2年)を1列前のトップ下に上げる4-2-3-1のシステムもテスト。成田の早期回復が待たれるが、場合によっては1年生MFの抜擢もありそうだ。

(取材・文　西山紘平)

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特設:高校サッカー選手権2009