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[総体]ストッパーからボランチへポジション変えて1分で先制ヘッド!中津東はDF楠木が大仕事

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[6.6 総体大分県予選決勝 情報科学高 0-2 中津東高 大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場サブA]

 ストッパーとして先発した前半は相手の攻撃の起点をマンマークで潰し、ポジションをボランチへ移した直後の後半2分に値千金の先制ヘッドを決めた。中津東高はDF楠木裕二(3年)が役割を見事にこなして快勝に貢献した。

 中津東はこの日、情報科学高のエースFW高田渓太をDF堂上敦司、FW和田翔を楠木がマンマーク。序盤はスペースで受ける2トップに起点をつくられるシーンがあった。だがチームメートたちと声がけしながら修正したDFは前半半ば頃からは相手にシュートシーンをつくらせない。後半、相手が長身FWを投入してきたことによって空中戦に強いボランチのMF橋本絋希とポジションを変えた楠木は経験の少ない中盤で大仕事をしてのけた。

 1分、左サイドを起点とした攻撃から上げられたクロスに飛び込んだのは楠木。「来るな、と思った」という背番号4はファーサイドから技ありヘッドを逆サイドのゴールネットへ流し込んだ。ゴールを確認すると、相手の大応援に少人数で対抗していたスタンドのチームメートの下へ。「めちゃくちゃ嬉しかったです。応援してくれる人もいたのでその分。点が取れていない状況だったので苦しかったけれど、点が入って流れが変わったと思うし、勝ちに繋がったと思います」と笑顔でゴールを喜んだ。

 その後も引き気味に守る相手の中盤の前でボールを正確に動かし、主導権を保って勝利に貢献。全国ではチームの勝利に加え、「全国でもゴールを決めれるように」とこの日のようにシビれるようなゴールを決めるという欲も持って攻守で躍動する。
先制ヘッド
[写真]後半1分、中津東はDF楠木が

(取材・文 吉田太郎)
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