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[総体]静岡学園がPK戦の末に大阪桐蔭下す、総体では初の4強進出!!

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[8・1 全国高校総体準々決勝 大阪桐蔭0-0(PK4-5)静岡学園 八橋運動公園球技場]

平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技(秋田)

 静岡学園(静岡)が0-0でもつれこんだPK戦の末にPK5-4で大阪桐蔭(大阪)に勝利した。8強入り自体が全国総体では初のことだったが、快進撃を止めることなく4強進出を果たした。2日に行われる準決勝では、流通経済大付柏(千葉2)と決勝進出をかけて激突する。

 ポゼッションでは相手を大きく上回った静岡学園だったが、なかなかチャンスをつくれない。大阪桐蔭の前線からのプレスに押し込まれ、自陣内でのパス回しが増え、敵陣でプレーすることができなかった。FW米田隼也が3人抜きのドリブルシュートで見せ場をつくり、FW深瀬健也が40mの距離をドリブルで独走。GKとの1対1に持ち込んだが、決めきることはできず。対する大阪桐蔭は果敢なプレスでボールを奪い、FW堀口巧とFW田中淳一が決定機を迎えた。しかし最後の精度を欠き、得点にはつなげない。0-0で前半を折り返した。

 後半に入るとようやく静岡学園が相手陣内で仕掛けていき、チャンスをつくるが1点が奪えない。大阪桐蔭は途中出場のFW臼井裕弥が縦へ突破を仕掛けていったが、決定的な場面をつくるには至らず。試合は70分間で決着はつかずにPK戦へもつれ込んだ。

 1人目は互いに枠を外すが、その後の5人目までは互いに成功。しかし6人目、先攻・静岡学園のMF大村颯士のシュートはゴール右へ外れてしまった。大阪桐蔭のDF村川亮太が決めれば勝利というキックは、ポスト左を叩いた。そして7人目に突入。静岡学園のDF野田侑成が真正面に決めて、相手にプレッシャーをかける。すると大阪桐蔭のDF元澤慎之介が蹴り込んだボールは、無情にもゴールマウスに当たった。この瞬間に静岡学園の勝利が決まった。

 2回戦では滝川二を1-1のPK戦の末に、PK4-2で下し、今大会2度目のPK戦もものにした。この勢いで総体では初のファイナリストへ。2日に行われる準決勝では、流通経済大付柏と対戦する。

[写真]初の4強入りに笑顔をみせる静岡学園

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
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