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トッテナムを高く評価するトゥヘル「勤勉でアグレッシブ」

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 10日に行われるヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦ファーストレグで、ドルトムントはホームにトッテナムを迎え撃つ。トーマス・トゥヘル監督は試合前日の会見で、トッテナムの実力に敬意を払っていると語った。

 ドルトムントはポルトを下した決勝トーナメント1回戦に続き、再びELで難敵と相対することになった。プレミアリーグで優勝を争っているトッテナムの実力を、トゥヘル監督は次のように分析している。

「彼らは非常に印象深いシーズンを送っている。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は団結したグループを作ったね。すごく勤勉で、アグレッシブだ。高い位置で守り、相手陣内でボールを奪う。現在、プレミアリーグで最も多くの得点、最も少ない失点を記録しているチームでもある」

「プレーのインテンシティーが非常に高く、コンパクトに守ることができる上に、個々の力もある。両クラブの名前の響き、伝統、スタジアムが特別だと感じているよ。だから我々はこの試合を、すごく楽しみにしているんだ。最高のレベルで試されることを覚悟しているよ」

 イギリスの報道陣からは、積極的にプレスをかけるトッテナムのスタイルが、ドイツのチームのプレーに似ているとの質問があった。これについては、次のように語っている。

「その通りだね。ドイツのサッカーを思わせる要素が見られる。先ほど話したような、高い位置でボールを奪うことや、コンパクトな戦い方のことだ。アタッカーとして抜きん出ている選手たちも、守備を手伝っている。彼らがこれほど良いシーズンを過ごしている、一つの理由でもあると思う」

「全体的にプレミアリーグのプレースピードは今季、さらに上がっていると感じている。だからトッテナムが、どんなテンポにも合わせることができると予想しているよ。ハイテンポの、激しい試合になるだろう」

 その上で勝敗を分けるポイントは、自分たちのプレーを出せるかどうかだと考えているようだ。

「どちらが自分たちのスタイルを貫くことができるのかに、注目が集まるだろうね。我々がスペースを見つけ、相手のプレスやゲーゲンプレッシングから逃れながら、トッテナムの最終ラインの裏を突けるかも興味深い」

「彼らは現在のプレミアリーグでベストのチームの1つだ。長い間、同じ監督が指揮を執り、監督の考えるサッカーが浸透している。フィジカルが強いながらも、スピーディーでテクニカル、魅力的なサッカーを見せる、完成したチームだ」

 ドルトムントは現在、MFイルカイ・ギュンドアンの代理人が、マンチェスター・シティの幹部と接触したという写真付きの報道で、周辺が騒がしくなっている。これについてトゥヘル監督は、次のように語るにとどめた。

「このクラブにいると何が与えられるのか、彼は知っている。ここでサッカー選手として、どのように成長できるのか、このチームでリーダーを務めることができるのか、ということも知っているよ。我々が彼に何を与えることができるのか、一つひとつ言う必要はないだろう。イルカイは、すべてについて知っているからね」

「写真は見ていないし、まったく関心がないね。私の機嫌に影響はないし、落胆もしていない。この騒ぎは理解できないよ。我々も来季の準備を進めており、早い段階からたくさんの代理人と話しているからね。日常的なことだよ。残留を確信しているか?確信を持つのは、彼が(新しい契約に)サインしてからだよ」

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