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[CL]長友は守備で奮闘し逃げ切り貢献、インテルが連勝でB組首位に

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日、グループリーグ第3節を行った。B組では日本代表DF長友佑都の所属するインテル(イタリア)がアウェーでリール(フランス)と対戦。前半21分にFWパッツィーニが決めた1点を最後まで守り抜き、1-0で逃げ切った。リーグ戦は2連敗中のインテルだが、公式戦3試合ぶりの白星で欧州CLは2連勝。勝ち点6でB組首位に立った。長友は4-4-2の左SBでフル出場。劣勢の試合展開の中、攻撃参加の回数は少なかったが、体を張った守備で完封勝利に貢献した。

 故障明けのMFスナイデルをトップ下に置いた4-4-2で臨んだインテル。背番号10の復帰がリーグ戦連敗の嫌な流れを食い止めた。前半21分、リールのロングパスを長友がインターセプト。こぼれ球をFWサラテが拾い、パスを受けたスナイデルがパッツィーニとのワンツーから左サイドのスペースに絶妙なスルーパスを通す。俊足を飛ばしてボールに追い付いたサラテのクロスをパッツィーニが右足ダイレクトボレーで叩き、豪快にゴールネットを揺らした。

 敵地でリードを奪ったインテルだが、その後はリールの反撃に押し込まれた。高い位置からプレッシャーをかけてくるリールに対し、なかなか攻撃を組み立てられず、ショートカウンターでピンチを招く。MFジョー・コール、MFアザールの両サイドを起点にチャンスをうかがうリールは前線のFWソウが常にゴール前で危険なポジショニングを取った。

 苦しい展開ながらマイコンルシオキブ、長友の4バックが粘り強く対応するインテルはGKジュリオ・セーザルの好セーブもあり、1点を死守。長友はGKへのバックパスが弱くなってヒヤリとする場面もあったが、後半25分にはジョー・コールのドリブルに対し、うまく体を入れて突破を止めるなど奮闘した。試合はそのまま1-0で終了。アウェーで大きな勝ち点3を手にしたインテルはB組首位で前半戦を折り返す格好となった。

[写真]左SBでフル出場したDF長友佑都は守備で奮闘


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