UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日、各地でグループリーグ第6節2日目を行い、ベスト16が出そろった。A組のナポリ、B組のCSKAモスクワ、C組のベンフィカ、バーゼル、D組のリヨンの決勝トーナメント進出が決定。マンチェスター・C、マンチェスター・Uはともに3位で敗退する結果となった。欧州CLは各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。各組3位はEL決勝トーナメントに回る。

　バイエルンの首位通過が決まっているA組では、2位ナポリが敵地でビジャレアルに2-0で快勝し、グループリーグ突破を決めた。プレミアリーグで首位を独走する3位のマンチェスター・Cはホームでバイエルンを2-0で下したが、勝ち点1及ばず、3位でELに回ることになった。バイエルンのMF宇佐美貴史は後半36分から途中出場。欧州CLデビューを果たしている。

　B組では、MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワが大逆転でグループリーグ突破を決めた。すでに首位通過が確定しているインテルと敵地で対戦。2-1で競り勝つと、2位トラブゾンシュポル対3位リールの試合が0-0のスコアレスドローに終わったため、前節終了時点で最下位だったCSKAモスクワが2位に浮上し、決勝トーナメントへの切符を手にした。なお、インテルのDF長友佑都は右SBで先発し、フル出場。右膝痛の本田はベンチ入りしなかったため、日本人対決は実現しなかったが、日本人所属チームがそろってグループリーグを突破する結果となった。

　勝ち点1差に3チームがひしめくC組では大波乱が起きた。首位ベンフィカがホームでオテルル・ガラチに1-0で競り勝ち、決勝トーナメントを決めると、3位バーゼルがホームで2位マンチェスター・Uを2-1で撃破。バーゼルが逆転での2位通過を果たし、マンチェスター・Uはまさかの3位敗退となった。

　D組では、すでに首位通過を決めているレアル・マドリーが敵地で2位アヤックスに3-0で快勝し、6戦全勝でグループリーグを終えた。2位争いは、3位のリヨンがFWゴミの4得点などでディナモ・ザグレブに7-1で大勝。勝ち点8でアヤックスと並ぶと、直接対決の成績はイーブンのため、大量得点により得失点差でアヤックスを抜いたリヨンが逆転での2位通過を果たした。

以下、グループリーグ第6節2日目結果

[A組]
ビジャレアル 0-2 ナポリ
[ナ]インレル(65分)、ハムシク(76分)

マンチェスター・C 2-0 バイエルン
[マ]ダビド・シルバ(36分)、ヤヤ・トゥレ(52分)

[B組]
インテル 1-2 CSKAモスクワ
[イ]カンビアッソ(51分)
[C]ドゥンビア(50分)、バシリ・ベレズツキ(86分)

リール 0-0 トラブゾンシュポル

[C組]
ベンフィカ 1-0 オテルル・ガラチ
[ベ]オスカル・カルドソ(7分)

バーゼル 2-1 マンチェスター・U
[バ]シュトレラー(9分)、アレクサンダー・フライ(84分)
[マ]フィル・ジョーンズ(89分)

[D組]
アヤックス 0-3 R・マドリー
[R]ホセ・カジェホン2(14分、90分+2)、イグアイン(41分)

ディナモ・ザグレブ 1-7 リヨン
[デ]マテオ・コバチ(40分)
[リ]ゴミ4(45分、48分、52分、70分)、ゴナロン(47分)、リサンドロ・ロペス(64分)、ブリアン(75分)

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