beacon

[CL]長友決定機生かせず…インテル撃破のCSKAモスクワが大逆転でGL突破

このエントリーをはてなブックマークに追加

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日、各地でグループリーグ第6節2日目を行い、MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワが大逆転で決勝トーナメント進出を決めた。敵地でインテルに2-1で勝利。勝ち点を8に伸ばすと、トラブゾンシュポル対リールが引き分けに終わったため、両チームを抜いて2位に浮上し、16強入りを決めた。本田は左膝痛のため欠場した。

 すでに首位通過を決めているインテルのDF長友佑都は右SBで公式戦2試合ぶりの先発出場。積極的な攻撃参加でチャンスに絡んだが、シュートチャンスに決め切ることができなかった。

 前半12分、MFサネッティのスルーパスに反応したFWミリートが右サイドからマイナスに折り返すと、長友が長い距離を駆け上がってPA内に進入。絶妙な動き出しから決定機を迎えたが、右足のシュートはGKの好セーブに阻まれた。同40分にもMFカンビアッソの素早いリスタートから横パスを受けた長友がエリア外から右足を振り抜く。強烈なミドルシュートだったが、これもGKに弾かれた。

 すると後半5分、CSKAモスクワはFWバグネル・ラブの絶妙なワンタッチスルーパスにFWドゥンビアがオフサイドぎりぎりで抜け出し、右足で流し込んだ。敵地で先制したCSKAモスクワだったが、インテルも直後の6分、FWサラテの左CKからDFラノッキアがヘディングシュート。GKが弾いたボールをカンビアッソが左足で押し込み、わずか1分で試合を振り出しに戻した。

 前節終了時点でB組最下位のCSKAモスクワは最終節に勝ったうえで、3位リール対2位トラブゾンシュポルの試合が引き分けに終わることがグループリーグ突破の条件。まずは自分たちが勝ち点3をつかまない限りは決勝トーナメントへの道は開けないとあって、同点に追い付かれてからも果敢にインテル陣内に攻め込み、インテルの攻撃にも体を張って耐え続けた。

 そして試合終了間際の後半41分、CSKAモスクワは右CKのチャンスからMFカウナのキックにDFバシリ・ベレズツキがヘディングで合わせる決勝弾。2-1で競り勝つと、リール対トラブゾンシュポルの試合が0-0のスコアレスドローに終わったため、大逆転で2位通過を果たした。


▼関連リンク
欧州CL11-12特集
欧州組完全ガイド

TOP