UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は6日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、ベンフィカ(ポルトガル)はホームでゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)と対戦し、2-0で快勝した。第1戦はゼニトがホームで3-2で先勝していたが、ベンフィカが2戦合計4-3と逆転し、準々決勝進出を決めた。

　敵地での第1戦を落としたが、アウェーゴール2点を奪ってホームに戻ってきたベンフィカ。1点を取れば一気に形勢が逆転する試合は立ち上がりから果敢に攻め立てた。試合が動いたのは前半ロスタイム。MFビツェルがワンツーでPA内に進入し、シュートを狙うと、、一度はGKに弾かれたが、こぼれ球を再びビツェルが拾って折り返し、MFマキシミリアーノ・ペレイラが押し込み、ベンフィカが先制に成功した。

　2試合合計3-3に追いつくと、アウェーゴールの差で上回り、“逆転”に成功したベンフィカは後半、前がかりになるゼニトの反撃をかわし、カウンターから追加点を狙う。後半25分にはロングフィードからFWカルドソが抜け出すが、GKと1対1から放ったシュートはわずかにゴール左へ。後半30分にも速攻から決定機をつくり、MFブルーノ・セーザルがマイナスに戻したボールをカルドソが右足で狙うが、GKの好セーブに阻まれた。

　それでも試合の流れは変わらず、後半ロスタイムにブルーノ・セーザルのスルーパスからFWオリベイラがダメ押しの2点目。2-0とリードを広げたベンフィカが2試合合計4-3とし、ベスト8進出を決めた。欧州CL初の8強入りを目指したゼニトだったが、悔しい逆転負けとなった。

【決勝トーナメント1回戦】
[第2戦]
(3月6日)
ベンフィカ 2-0 ゼニト・サンクトペテルブルク
[ベ]マキシミリアーノ・ペレイラ(45分+1)、ネウソン・オリベイラ(90分+3)
※2戦合計4-3でベンフィカが準々決勝進出

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