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[コマスポ]格下相手に4発快勝!大阪への切符獲得

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

『「アミノバイタル」カップ2012第1回関東大学サッカートーナメント大会』兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選・第2回戦は4日、時之栖スポーツセンター裾グラウンドで駒澤大vs東京国際大が行われた。1回戦の東海大戦では、苦しみながらも勝利を手にした駒大。総理大臣杯出場を懸けた運命の2回戦、初戦で1部・慶應大を倒し波に乗っている県リーグの東国大を相手に勝利を収め、見事大阪への切符を手にした。

 立ち上がりは東国大が試合の主導権を握り、駒大は守備に徹する形となった。立て続けにシュートを打たれるが、MF若山瞭太(3年=加藤学園暁秀高)も「耐えるしかない」と、堅い守備で粘り切り失点を防ぐ。秋田浩一監督も前半を「良くなかった」としながらも、「それでも0点に抑えられたのは良かった」と、安堵の表情を見せた。攻撃面でも最後までボールをつなぐことができずに、6本ものシュートを放った相手に対して、駒大は2本のみ。終始攻撃の糸口を掴めないまま、0-0で前半を終了した。

 後半に入ると、聞こえてきたのは駒大の応援。すると、それに応えるかのように試合は駒大ペースで動き出す。50分にはDF田中雄一(3年=前橋育英高)のクロスにDF平尾優頼(2年=市立船橋高)が頭で合わせるが、枠を捉えきれず。それでも62分にMF山本大貴(3年=ルーテル学院高)がこぼれ球に反応すると、左足を振り切り先制。試合後には「応援の力があって頑張れた。わざわざ来てくれる人がいるのに、負けるわけにはいかないので」と、振り返った。70分にもMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)のクロスにMF小牧成亘(2年=ルルーテル学院高)が潰れると、FW宮城雅史(4年=具志川高校)がボールを自身ごとゴールに押し込み2点目を挙げた。

 77分にはセットプレーから失点するものの、駒大の勢いは止まるところを知らず。82分に小牧の低いクロスに合わせた湯澤が、83分にはMF碓井鉄平(3年=山梨学院大付高)のFKに合わせた若山がそれぞれゴールを決め、東国大を一気に突き放した。その後も運動量で上回り連動した動きから追撃を許さず、試合終了の笛が鳴り響く。普段の駒大サッカーを取り戻した後半は、前半とは打って変わって調子を上げ、終わってみれば4-1の快勝。昨季の敗れた関東ベスト8の鬼門を突破し、本戦出場を決めた。

再び中1日で中大戦を迎えることになるが、宮城も「このタイミングで1部の首位とやれるのはいい。絶対に倒したい」と、気合は十分。総理大臣杯出場は決まったものの、アミノバイタルカップはまだ終わっていない。DF三澤祥馬主将(4年=三菱養和SCユース)が「いい流れで大臣杯を迎えたい」と言うように、1部校を倒し、大阪へ向けて波に乗りたいところだ。

[写真]相手を突き放すダメ押し弾を決めた若山

(文 駒大スポーツ 河田奈津子)
(写真 同 佐藤 亮)
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