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[ケイスポ]慶應義塾大、第12節筑波大戦プレビュー

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学1部リーグは、9月16日に後期開幕をいよいよ迎える。前期の慶大イレブンは、本来の力を出し切れず苦しい戦いが続いた。毎試合スタメンが入れ替わる中、チーム作りに苦しみ昇格組など格下相手に苦戦。11試合を終えてわずか4勝の8位、さらに総得点16はリーグで下から3位という結果だ。中でも、昨季のインカレ王者を迎えた第10節専大戦は、手も足も出ずに1-6と屈辱的な大敗。試合後には号泣する選手たちも見られた。

 そんな中にもプラスの材料はある。近藤貫太(1年=愛媛FCユース)、端山豪(1年=東京Vユース)ら若い選手たちがチームに徐々にフィット。近藤は、前期終盤に怪我で離脱をしてしまったが、チームの中心となっている2年生と合わせて、非常に若いチームを構成。今後の成長次第で、大いに化ける可能性を秘めている。

 その中でも、最大の注目は、先日F東京の特別指定強化選手として登録された武藤嘉紀(2年=F東京U-18)、近藤らが織りなす攻撃陣だ。前期は両選手の怪我の影響で2人の共演は数試合にとどまった。しかし、現在膝の怪我から完全復活を果たした武藤に加えて、近藤も復帰間近。相手ディフェンス陣を恐怖に陥れてくれるだろう。

 現在8位に沈み目標としているインカレ圏内には届いていない慶大だが、その勝ち点差はわずかに6。これから、十分挽回可能な数字だ。最後に笑うも泣くも、選手たち次第。後期開幕戦となる筑波大戦で、その真価を見せてくれることに期待したい。 

(文 慶應スポーツ新聞会)

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