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[ケイスポ]慶應義塾大、流通経済大戦プレビュー

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 前節は残留を争うライバルに対して、後半3発で逆転勝利を収めた慶大。この結果、慶大は勝ち点22で10位に浮上。ついに降格圏から脱出した。しっかり引いてカウンターを狙うというスタイルが成熟しつつある。

 最終節の相手は夏の総理大臣杯を制した流経大だ。後期リーグ戦ではけが人の影響もあり継続して好調を維持しているとは言えないものの、現在勝ち点31で5位につけている。前節は中大にも競り勝つなど勝負強さを発揮している。さらに湯澤聖人の復帰も流経大に良い影響を与えているだろう。最終節でも慶大に勝利し、良い形でインカレの戦いに臨みたいところだ。

 一方の慶大も降格圏から抜け出したとはいえ、決して気を抜いてはいけない。この試合引き分け以下だと残留の行方は他会場の結果次第ということになる。そんな中注目したいのはエースの武藤嘉紀(3年=F東京U-18)だ。現在3試合連続ゴール中で好調を維持し、得点ランキング3位のシーズン10得点をあげている。前節の東洋大戦も、武藤が前を向いて仕掛けられる場面が増えていくにつれて、慶大のチャンスシーンも増えていった。

 泣いても笑ってもラスト1試合。勝てば自力残留が決まる慶大に気負いはない。前節に見せたサッカーをこの試合でもすることができれば来季も1部のステージにいることができるだろう。4年生の最後の仕事は後輩に1部の舞台を残してあげることだ。

(文 慶応スポーツ 青山直樹)

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