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[コマスポ]圧巻の3発快勝!悲願の1部リーグ初勝利

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第5節は26日、多摩市立陸上競技場で駒澤大vs流経大戦が行われた。開幕から未だ未勝利だったが、試合開始から駒大らしさの出た粘り強いサッカーで試合の主導権を握り攻勢を崩さず。FW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)などのゴールで今季最高の3得点を挙げる。さらに、安定した守備で今季初となる無失点で今季初勝利を飾った。駒澤大の1部リーグでの勝利は、2011年10月23日に行われた第15節早稲田大戦に1-0で勝利した時以来となる。

 急な気候の変化で気温の暑さが厳しい中で行われた5節。開始からチーム全体が全力で相手選手を追いかけ回し、奪われても誰かカバーする連携的な守備で序盤から相手を翻弄する。攻めに関しても序盤から攻撃陣が爆発する。しかし、再三チャンスが訪れるも1部からの課題である決定力が克服できていなかった。21分には前線でMF平野篤志(3年=大宮ユース)がボールを奪い、中央の位置までドリブルを仕掛け、そこから強烈なミドルを放ったボールがバーにリフレクション。それを小牟田が右足で詰めるも枠の上。流れがこちらに傾いているだけに悔しい時間が続いたが2分後、右サイドに走り込んだ平野からの低めのクロスを小牟田が胸の位置まで浮かしながら受け、それを直接右足で合わせ欲しかった先制点をようやく手にする。すると勢いはさらに加速し42分、エリア内でMF須貝暁(4年=駒澤大高)が相手に倒されPKを獲得。それをMF板倉直紀(4年=千葉U-18)が左隅にきっちりと決めて追加点を奪う。その後も守備は安定。前節ロスタイムに被弾したが、今節は危なげない場面すら作らせず前半は2点リードで折り返した。

 流れを維持したい後半。暑さで運動量が落ち、相手にゲームを支配されるも、主将DF平尾優頼(4年=市立船橋高)を中心とした守備陣の奮闘で相手にシュートチャンスを作らせない。それでも55分、相手の楔のパスからヒールで落としたボールを直接ミドルでゴールネットを揺らされる。しかし、得点を決めた選手のオフサイドで難を逃れる。後半中盤になるとお互い攻守の切り替わった試合展開が続くが試合を動かしたのはまたも駒大。80分、板倉のCKからDF伊藤槙人(4年=浜名高)が体全体で押し込み3点目。終盤で3点リードし勝利は見えて来たが、無失点で次節へと繋げたい駒大。試合終了間際、相手のシュートがGK秋山瑠偉(4年=清水商高)の後ろを通るも、伊藤が渾身のブロックで失点を許さない。そして試合はこのまま終了。ついに悲願の1部リーグ初勝利を手にした。

 圧倒した試合運びで今季上位に位置づけていた流経大を下した今節。試合後秋田浩一監督は「勝てると思わなかったのでありがたいことだと思う」と今節の勝利に驚きと感謝を表した。しかし、今までも結果としては出なかったが内容は圧倒していたので、今節の試合結果は妥当のように思える。次節へ秋田監督は最後に「今日みたいなことを前期は続けてやっていきたい」と語った。駒澤大の伝統である「粘り強いサッカー」で次節も勝利を飾って欲しい。

[写真]圧巻の3発快勝!悲願の1部リーグ初勝利

(文 駒大スポーツ 清村 亮太)
(写真 同 森 綾香)

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