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[コマスポ]名門対決、劇的な逆転劇で3連勝

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第7節は6日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で駒澤大vs筑波大戦が行われた。徐々に調子を上げ、3連勝を狙う駒大は序盤から筑波大にゲームを支配され0-2で前半終了。だが後半早々から息を吹き返し3点を奪取、勝ち越しに成功する。その後1点を返されるも、終了間際にMF小牧成亘(4年=ルーテル学院高)が決勝弾を決め4-3で劇的な逆転勝利を飾った。

「相手が前にボールを早く運び、ミドルの縦パスをたくさん入れてきたことで、自分たちの流れをつかめなかった」と秋田浩一監督は前半を振り返る。序盤から筑波大はディフェンスの裏に空いたスペースを長めのパスで突き、ゴールに迫ってきた。13分には完全にマークを振り切られ失点。完全に試合の主導権を握られる。時間が進むにつれ徐々に駒大が対応していくも、筑波大は細かくパスを繋ぐサッカーを展開。最終ラインが前に引き出されたところにスルーパスを通される場面やボールを回される時間が増え、さらに劣勢に立つ。そして43分、FKのこぼれ球を押し込まれ0-2とされ前半を折り返す。

 後半は前半とは打って変わって駒大が攻勢を強めた。開始早々の47分、CKからMF須貝暁(4年=駒澤大高)が右足で合わせ、反撃の狼煙を上げる一撃を決める。続く58分、左サイドからMF吉岡雅和(2年=長総合科学大附高)が抜け出し、クロスを上げる。これをニアサイドに飛び込んだFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)が頭で押し込み、試合を振り出しに戻す。さらに80分、ゴール前でボールをフリーで受けたMF板倉直紀(4年=千葉U-18)が勝ち越し弾を決める。しかしその直後、CKからゴール前で混戦となり同点弾を浴びる。その後は筑波大も勝ちにこだわり攻勢に出る。それでもそれを跳ね返すことが出来るのが現在の駒大。89分、筑波大が前がかりになっていたため空いたスペースに小牧が走り込み、良い状態でボールを受けると、右足で決勝弾を決める。試合は4-3のスコアのまま終了。打ち合いを制し、今季3勝目を挙げた。

 前半と後半で試合内容がまったく違った理由を「ハーフタイムに監督から、勝ちたい気持ちが伝わってこないと喝を入れられた」と小牟田は試合後に明かした。「やればできる、一生懸命やれば何かが起こるということを、選手も感じたと思うので良かった」と秋田監督は今節の収穫を語る。もしかすると毎試合、得るものがあることが、駒大が好調を維持出来ている理由なのかもしれない。駒大は一つでも上を目指し、歩みを止めない。

[写真]劇的な勝利で3連勝を挙げた

(文 駒大スポーツ 向江凌理)
(写真 同 高尾葉菜)

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