[慶應スポーツ ゲキサカ版]

　前節は、早大とのライバル対決に敗れ、6位に転落した慶大。今節の相手は、前節で王者の専大に対して、後半アディショナルタイムに挙げた2ゴールで逆転勝利し、首位に立つ順大だ。

　慶大は、早大を相手にセカンドボールを拾えず、ゲームの大半を支配された。ポジショニングをバランス良く保ち、集中力を研ぎ澄ますことでルーズボールの回収率を上げたい。その中で鍵となるのは、ボランチの出来。前節は、近藤洋史(4年=名古屋U18)に自由にプレーをさせてしまい、流れを引き寄せることはできなかった。出場が予想される小坂慎太朗(2年=浦和ユース)と浅間翔大(4年=暁星高)が、ゲームを組み立てることが出来るかに注目が集まる。

　対する順大は、開幕から7戦無敗で首位に立つ。慶大と同じく、粘り強く守りカウンターのチャンスをうかがうスタイルだ。専大を相手にしても、そのスタイルは崩さず一瞬の隙を突き、見事な逆転勝利を挙げている。前節は相手にボールを奪われる場面は多かったものの、U-20日本代表候補にも選ばれた長谷川竜也(3年=静岡学園高)のドリブルは要注意だ。

　上位争いに食い込むために負けられない慶大と、首位をキープをするために負けられない順大。注目の一戦は5月10日に、11時30分からフクダ電子アリーナで行われる。

(文 慶應スポーツ 青山直樹)


[次節試合予定]

第8節 5月10日 順大戦 (11:30@フクダ電子アリーナ)

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