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[コマスポ]サイド攻撃機能せず・・無得点で連勝ストップ

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第9節は17日、ゼットエーオリプリスタジアムで駒澤大vs順天堂大戦が行われた。好調の波に乗り5連勝と行きたいところだったが、前半に相手の直接フリーキックから先制点を許してしまう。同点に追いつきたい駒大だったが、総失点5失点である順大の堅い守備を最後まで崩し切れず。5試合ぶりの無得点と黒星に終わってしまった。

試合は序盤からこちらがペースを握っていたが、得意の両サイドからの攻撃が上手く機能せず、シュートチャンスを作れない。それでも19分、MF板倉直紀(4年=千葉U-18)の左サイド遠目からのフリーキックをDF平尾優頼(4年=市立船橋高)が頭で合わせるなど、セットプレーから相手ゴールに迫る。筑波大戦からの課題でもあった守備も安定し、早く先制点が欲しいところだった。しかし36分、左のエリア位付近からMF新里涼(1年=横浜FMユース)のフリーキックが直接決まり、逆に相手に先制点を許してしまう。すぐに追いつきたい駒大は失点後も果敢に攻めるが、相手のラインディフェンスにはまってしまう。前半終了間際には縦へのロングボールからFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)が頭で合わせるが得点にならず、1点ビハインドのまま前半を折り返す。

 後半は前半に比べサイド攻撃が通るようになり、自分達のサッカーを展開する。50分、ゴール前での競り合いから流れたセカンドボールをMF平野篤志(3年=大宮ユース)が左足でシュートを放つ。さらにその5分後には、ニアへと蹴られたコーナーキックから平尾が頭で合わせ、相手ゴールへと迫る。しかし、得点を奪えず、徐々に選手たちにも焦りが見え始めてファウル覚悟で果敢に攻める。すると後半終了間際、板倉のフリーキックから、小牟田が落としたボールをところの途中出場のMFキム・デセン(2年=東京朝鮮高)がシュートを放つが、惜しくもポストに弾かれ決定機を逃す。結局1点も奪うことができないまま試合は終了。失点はセットプレーからのみで、守備は前節よりは改善されたものの、好調だった攻撃陣が奮闘できなかった。

 秋田浩一監督は今節の反省点について「うちらは上手いチームではないので、運動量を増やして拾って繋いで、また早く攻めることを徹底する。その為には両サイドを徹底したい」と語った。今節上手く機能しなかった両サイドからの攻撃は駒大が徹底している戦術の一つでもある。しかし、縦パスを入れるなど指示されていないプレーに走った場面が多かった。今回無得点に終わった原因の一つとも言える。次節慶大戦、徹底した自分たちのサッカーで再び白星を挙げられるか注目したい。

[写真]無得点に終わってしまった攻撃陣

(文 駒大スポーツ 清村亮太)
(写真 同 小金沢 遥)

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