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[コマスポ]城西大に8発快勝で、まず初戦突破

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 『「アミノバイタル」カップ2014 関東大学サッカートーナメント大会』兼 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選一回戦は5月31日、時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで駒澤大VS城西大戦が行われた。今年も全国大会出場に向けた熱い戦いが火蓋を切った。この大会で上位6位までのチームに総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメントの出場権が与えられる。前年の一回戦敗退で全国への切符を逃した悔しさから一年、8-0の大勝を飾り目標の全国大会出場へまず一歩踏み出した。

 朝方の晴れ間から一転、雷を伴う雨が降りしきる中始まった一戦。立ち上がりは両者相手の出方をうかがいながら時間が経っていく。試合を動かしたのは駒大だった。19分、MFキム・デセン(2年=東京朝鮮高)のヘッドで゛ゴールを奪うとそれを皮切りに、駒大のペースで試合を進められるようになる。待望の追加点は27分、序盤からなかなか決められなかったCKからだった。MF板倉直紀(4年=千葉U-18)の蹴ったボールに飛び込んだDF嶋谷昇大(3年=神戸弘陵高)が頭で合わせてゴール。また34分には、FW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)のグラウンダーのパスにMF平野篤志(3年=大宮ユース)が合わせ三点目。3点差で城西大を突き放し前半を終える。

 後半は、前半同様サイドを大きく使った幅のある攻撃を徹底する。しかし、55分に嶋谷がペナルティエリア内で相手選手を倒してしまいPKを与えてしまう。このピンチを救ったのはGK積田景介(3年=市立船橋高)。ビックセーブでゴールを割らせない。これで勢いに乗った駒大はここから怒涛のゴールラッシュを見せる。65分にまたもコーナーキックからDF唐木沢真也(3年=前橋育英高)がヘディングで決め、71分には板倉が相手DFを背で負いながらボールをキープし反転してゴール。その後、77分、81分、84分にゴールを決め終わってみれば8-0で快勝した。

 今日の勝因はサイド攻撃が徹底できた上に、セットプレーで確実に点が取れたことだろう。駒大サッカーの強みが凝縮された試合だった。8-0というスコアも完勝と言ってもいい完璧な試合であったが、主将平尾優頼(4年=市立船橋高)は喝を入れるのを忘れない。「立ち上がりがあまり良くなかったのと、オフェンス面での精度とデイフェンス面での寄せの甘さがあった」と反省点を口にする。まだまだ初戦突破という段階であり、チームを率いる主将は課題を挙げたうえで、これからの戦いを見据えた。ただ、けが人が出てきている中、メンバーを変更して臨んだ試合でこのように結果を出すことができたのは十分評価していいのではないだろうか。「誰が出ても戦える」ような、チームの戦術が浸透している証だ。二回戦の対戦相手は平成国際大学。去年の二部リーグ戦では2敗を喫した相手だ。中一日ではあるものの、今日の試合の勢いそのままに勝ち進んでほしい。

[写真]発快勝で力の差を見せつけたイレブン

(文・駒大スポーツ 高尾葉菜)
(写真 同 清村亮太)

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