beacon

[スポ東]遊馬ハットトリック!後期リーグ白星発進

このエントリーをはてなブックマークに追加

[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[9.6 第88回関東大学サッカーリーグ戦2部第12節 東洋大3-1日体大]

 まさかの7位で終えた前期リーグから約3か月。逆襲を誓う後期リーグ開幕戦は日体大との対戦となった。3分に遊馬が早々にゴールを奪うと、35分、42分にも得点を挙げハットトリックを達成する。後半に1点を返されるも守備陣が踏ん張り3-1で白星スタートを切った。

東洋大3-1(3-0)日体大

<得点者>
3分 遊馬
35分 遊馬
42分 遊馬

<警告>
60分 仙頭
71分 平石

<出場メンバー>
▽GK
伊藤俊祐(1年=柏U-18)
▽DF
郡司昌弥(3年=柏U-18)
79分→星清太(2年=関東一高)
瀧澤修平(3年=東洋大牛久高)
石坂元気(3年=広島ユース)
池田稔樹(3年=桐生一高)
▽MF
徳市寛人(2年=東福岡高)
80分→小山北斗(3年=帝京高)
斉藤昂太(4年=八千代高)
小山北斗(3年=帝京高)
川森有真(4年=広島ユース)
平石直人(4年=帝京高)
▽FW
仙頭啓矢(2年=京都橘高)
遊馬将也(3年=武南高)
90分→佐々木雅人(4年=西武台高)

 「もう一戦も落とせない」。後期リーグ開幕前に監督、選手は口々にこう語った。苦しんだ前期リーグでの遅れを取り戻すためのリスタートとなる一戦は、GKにルーキーの伊藤、ボランチにはセンターバックからコンバートされた徳市と初出場の新戦力を据える新布陣で日体大に挑んだ。

 前期の戦いではお互い失点が少なく、堅い展開が予想された試合は以外にも早い時間に動きを見せる。3分、斉藤のスルーパスに仙頭が反応するとゴール前の混戦を最後は遊馬が押し込み、あっさりと先制に成功した。しかしその後はサイドで数的有利を作る相手の攻撃に対し対応が遅れ、自陣深くに押し込まれてしまう。再三ピンチを迎えるが、我慢強く応対し得点を許さない。猛攻をしのぐと守備陣の頑張りにエースが応える。35分、郡司昌が石坂に絶妙なスルーパスを出すと、そこからのクロスにフリーの遊馬が合わせ待望の追加点を奪った。さらに42分には後方からの浮き球のパスに遊馬が反応する。難しいボールを左足のダイレクトボレーでニアサイドを打ち抜き、ハットトリックを達成。エースの活躍もあり3-0で前半を終えた。

 このまま快勝といきたいところであったが、これまで踏ん張ってきた守備にほころびが生じる。53分に右サイドからクロスが上がると伊藤と瀧澤が交錯し、こぼれたボールを押し込まれ連携の不安定さを露呈してしまった。ここからサイドを制圧され防戦一方の展開となる。カウンターを狙うも前線でボールが収まらず、セカンドボールの反応でも後手を踏みファールを重ねてしまう。終盤にはFKからパワープレーを敢行され試練の時間帯となった。前期はここで逆転を許してしまっていたかもしれない。しかしこの夏に養った勝利への執念を選手たちが見せつける。89分、ゴール前で決定的なシュートを打たれるも交代出場の星がスライディングでクリア。93分にはクロスからの至近距離のシュートを伊藤が右手一本で止める気迫のセーブを見せる。そのまま試合は終了し、3-1で見事に勝ち点3を奪った。

 エースのハットトリック、そして「苦しい時間によく我慢してくれた」と古川監督が振り返るディフェンス陣の頑張りが光り、攻守の歯車がかみ合ったゲームとなった。次節は昇格圏内を走る関学大との大一番。これ以上の敗戦は許されない中、絶好のスタートを切った東洋大イレブンに求められるのは勝利の二文字のみだ。

(文 スポーツ東洋 横井喬)
(写真 吉本一生、小泉真也、国府翔也)

[今後の試合予定]
第13節・9月13日関学大戦(11:30@葉県総合スポーツセンター東総運動場)

PR: スポーツ東洋HP(http://supoto.blog41.fc2.com/)ではサッカー部のみならず、多くの部会の最新情報が満載です。是非一度アクセスしてみてください。

TOP