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[コマスポ]首位相手に気迫の勝利!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第15節は9月28日、千葉県総合スポーツセンター東総運動場で駒澤大VS順天堂大戦が行われた。リーグ戦も残り8試合となり、上位との勝ち点差を縮めるためには、落とせない一戦。駒大は首位順大を1-0で下し、後期リーグ初の連勝。今節終了時点で駒大の順位に変動はなかったが、インカレ出場圏内である5位・国士大、6位・慶応大との勝ち点差は“2”。インカレ出場へ向け、また一歩前進した。

 駒大は試合序盤から攻勢を強め、サイドアタックやセットプレーでゴールに迫るが、リーグ最少失点の順大守備陣を前に、なかなかシュートを打つことが出来ない。攻めあぐねているところで思わぬアクシデントに見舞われた。右サイドで奮闘していたDF大木暁(4年=東京Vユース)が相手選手と激しく接触。ピッチを出て治療後、一度は試合に復帰し、数分プレーしたが前半のうちに負傷交代となる。

 嫌な雰囲気に包まれたものの、チームが崩れることはなかった。交代で入ったDF松島鷹史(3年=八千代松蔭高)は「大木さんがケガして逆に大木さんのためにチームのためにというのがあった」と気持ちの入ったプレーを見せ、チームに勢いを与えていく。そして、試合が動いたのは53分。松島がヘディングで跳ね返したボールにFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)が抜け出し、GKと1対1を迎える。これを右足で流し込み、駒大が1点をリードする。

 その後、リーグ初出場の松島をフォローするように主将のDF平尾優頼(4年=市立船橋高)が中心となって声を掛け合い、守備も安定していく。また、順大の強力なアタッカー陣には人数を掛け対応。1人目がかわされても、2人目、3人目と囲んで好機を作らせない。ただ、試合終了間際にはフリーでシュートを打たれるなど、危ない場面が訪れたが、何とか逃げ切り、少ない好機を生かした駒大が勝利を収めた。

 試合後、平尾主将は「ここ数試合で後半からよく守備が出来、流れもよくなることが分かっていたが、今日に限っては前半からそれができて終始自分たちの流れを作れた」とコメント。課題としていた「立ち上がりの失点」も克服し、「これから上を目指せるかなという感じ」と秋田浩一監督。上位追撃へ、準備は整った。

[写真] 試合後勝利を喜ぶ選手たち

(文・駒大スポーツ 向江凌理)
(写真・同 高尾葉菜)

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