beacon

[ケイスポ]昇格組相手に快勝 開幕白星スタート! 法大戦

このエントリーをはてなブックマークに追加
[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[4.5 関東1部リーグ第1節 慶應義塾大3-0法大 Shonan BMWスタジアム平塚]

 待ちに待ったこの日、関東リーグ戦がついに開幕した。今季の行く末を占うこの重要な一戦の相手は昇格組法大。昨季同様“堅守速攻”のスタイルで挑む慶大は前半17分、37分と立て続けに2点を奪う。後半にもダメ押しの3点目を決め、攻撃陣が爆発する。守備ではGK、DFが体を張った守備で無失点に抑え、3-0の快勝。念願の関東リーグ制覇へ好スタートを切った。

 慶大はボランチに端山豪(4年=東京ヴェルディユース)、山田融(4年=横浜F・マリノスユース)を並べる4-4-2の布陣を敷いた。開始早々から一進一退の攻防を見せ、開幕戦ゆえの固さを感じさせない両チーム。序盤こそ決定機を作れなかった慶大だが、徐々にリズムを掴み、ゴールに迫る。試合が動いたのは17分。望月大知(3年=静岡学園高)の後方からのフィードに抜け出した加瀬澤力(3年=清水東高)がクロス。ゴール前の混戦から山本哲平(3年=國學院久我山高)が押し込み、先制点を上げる。反撃を図る法大に対し、さらに慶大が突き放す。37分、CKから宮地元貴(3年=東京ヴェルディユース)が貴重な追加点を奪い、前半を2-0で折り返す。

 試合を決めに掛かりたい慶大は57分、松木駿之介(1年=青森山田高)が巧みなドリブル突破で相手DFを翻弄。PA内で倒されるが、こぼれた所を山本が冷静に決め、勝利を確実なものとする。前半から大健闘の攻撃陣をフレッシュな面々に代え、逃げ切りを図る慶大だが、試合終盤「ゲームをコントロール出来ず」(須田監督)、法大に攻め込まれるシーンが続く。幾度となく法大に決定機を与えてしまうが、守護神宮原隆志(4年=武蔵高校)の活躍もあり、間一髪失点を逃れる。試合は法大の反撃を無失点に抑えた慶大がこのまま3-0で快勝。昇格組を相手に力の差を見せつけた。

 インカレで阪南大に大敗してから、選手たちはこの開幕戦へ向け、トレーニングに励んだ。オフシーズンは守備の強化はもちろん、「ボールを奪った後どう攻めるか」(須田監督)という攻撃面にも取り組んだ。その結果、攻撃に厚みが増し、戦術に磨きがかかった。それだけでなく、新戦力の活躍も目立った。新守護神宮原、ルーキー松木らの活躍は今後に向けての好材料になる。今節だけで判断するのは時期尚早だが、チームは昨季より着実にレベルアップしているように感じる。とはいえ今節の相手は昇格チーム。これが上位陣に通用するのかどうかは未知数である。次節の相手は、昨季慶大と熾烈なインカレ出場権争いを繰り広げた駒大。成長の度合いをはかるにはもってこいの相手だろう。次節も勝ち点3を奪い、開幕連勝と勢いをつけたいところだ。

(取材・文 慶應スポーツ 氏家滉登)

[次節試合予定]

第2節 4月11日 駒大戦 (11:30@駒沢オリンピック公園総合運動陸上競技場)

PR:この度、慶應スポーツではTwitterで試合の速報を実況しております。さらに、戦評や注目選手のインタビューはFacebookやHPでもご覧になれます。ソッカ―(サッカー)部のみならず、多くの体育会情報が満載ですので、是非一度アクセスをお願い致します。

Twitterページ(keispo2015)
Facebookページ(慶應スポーツ新聞会)
HP(http://keispo.org/wordpress/)

TOP