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[DENSO CUP]全日本大学選抜が逆転勝ち!

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[3・23 DENSO CUP SOCCER 第5回大学日韓定期戦 全日本大学選抜 vs. 全韓国大学選抜 国立]

 日本と韓国との大学サッカー定期戦「DENSO CUP」が23日、東京・国立競技場で行われ、全日本大学選抜が3-1で勝った。
 過去2勝2敗。昨年はアウェーで0-3で完敗している日本は、関東大学リーグ2年連続得点王のFW渡邉千真(早稲田大)と快足FW伊賀貴一(静岡産業大)の2トップ、司令塔の平木良樹(流通経済大)を左MFに起用する4-4-2の布陣で試合に臨んだ。だが4-3-3のシステムをとった全韓国大学選抜に試合開始早々の1分にPKで先制点を奪われる。反撃を試みる日本は相手の中盤のすばやいプレスにパスミスを誘発され、思うように攻撃することができなかった。セカンドボールの攻防でも完全に劣勢。そして韓国の正確なパスと、強さとスピードある3トップに苦しめられ、何度も守備網が崩されかけた。
 だがDF福田俊介(法政大)とDF中山友規(駒澤大)の両CBを中心とした最終ラインの粘り強い守りでゴールを守ると41分、伊賀の右クロスのこぼれ球を拾った渡邉が鋭い切り返しでDFをかわし左足で同点ゴール。さらに後半9分にはMF三門雄大主将(流通経済大)のラストパスで抜け出したDF宮崎智彦(流通経済大)が落ち着いて勝ち越しゴールを決めた。
 その後、韓国は18分に左クロスにフリーで飛び込んだMFムン・ビョンウ(明知大)が右ポスト直撃の右足シュート。24分には相手GKのクリアミスからMFクォン・ギュンホ(東國大)が決定的なシュートを放った。だが、日本はこのピンチを中山の好守で防ぐと逆に40分、福田のシュートのこぼれ球を伊賀が押し込み3-1。厳しい試合を制し、通算成績を3勝2敗とした。

 なお、大会最優秀選手は主将の三門が獲得。同点ゴールを決めた渡邉が優秀選手に選ばれた。

<写真:逆転勝利を飾った全日本大学選抜の三門主将が優勝カップを掲げる>

(取材・文 吉田太郎)

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