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[コマスポ]駒大、慶大戦プレビュー。陸の王者を倒せるか

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-今季最初の山場、“陸の王者”を迎え撃て!

 第84回関東大学サッカーリーグ1部の第4節が25日、平塚競技場で駒大-慶大が午前11時30分から行われる。

 前節、格下であるはずの拓大にまさかの苦戦を強いられるが、前半33分にMF金久保が挙げた1点を最後まで守り切り、接戦を制した駒大。開幕から3試合で2勝1敗とまずまずのスタートを切った駒大が迎える次の相手は、同じく2勝1敗で、上位生き残りの座を争う慶大である。

 駒大は4年ぶりの開幕白星スタートで幸先良い出発を切ったかに思われたが、連勝を逃した。迎えた3戦目の相手は今年から1部昇格を果たした拓大。勝利以上の結果が期待されたものの、思わぬ苦戦を強いられた。

 多くのチャンスを作りながらも得点は前半に金久保彩が挙げた1点のみ。追加点を奪うことは出来なかった。ここまでの開幕3試合で奪った4得点のうち2点がPKにより得た得点であることや、今季に期待がかかっていた棗佑喜と馬込司の2トップが未だゴールを挙げることが出来ていないなど、攻撃陣は多くの不安要素を抱えている。

 しかしその中でも勝ち点6を得て上位につけているだけに、慶大との一戦は駒大が今季優勝争いに生き残られるかを占う一戦となってくるだろう。多くの課題はあるものの、安定した戦いぶりを見せているだけに、何としてもこの一戦に勝利したいところだ。

 一方の慶大は、開幕2連勝と最高のスタートを果たしたものの、前節は拓大と同じく2部から昇格を果たした順大に0-2で敗れた。慶大も駒大と同じくこの1戦をものにし、首位浮上のきっかけをつかみたい。昨季からの戦力面も絶対的司令塔の中町公祐が抜け心配されたが、河井陽介、藤田息吹らの活躍により、その心配も払拭されたようだ。

 去年のこの両校の対決では、前期は2-2、後期は1-1と両試合とも引き分けに終わった。両方とも最後に慶大が追いついてのドローであったが、特に後期の試合はロスタイムに微妙な判定で得たPKによって追いつかれるという駒大にとっては消化不良の試合となった。

 共に勝ち点3差で首位を追走する両チーム。昨年覇者流経大も今季は波に乗れていない印象。この試合で貴重な勝ち点3を手にし、首位奪回へのきっかけをつかみたいところだ。駒大と慶大、一歩前に出るのは果たしてどちらか。

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(文・駒大スポーツ 高橋大賀)

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