beacon

[ケイスポ]慶大、駒大戦プレビュー「借りを返す」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 関東大学サッカーリーグ1部は29日に第4節2日目を行い、慶應義塾大は平塚競技場にて駒澤大と戦う。

 前節はチーム全体の攻撃の緩さが露呈し、0―2で今季初黒星を喫した慶大。終了間際の連続失点の要因となったディフェンスラインの連携を高めることはさることながら、次節は精度の高い攻撃で着実に得点まで漕ぎつけたい。中3日という限られた時間のなかで、敗戦からしっかりと気持ちを切り替えることも重要となる。

「縦に早いサッカー」を特徴とする今季の慶大。3ボランチの新システムは、3節を終えて着実にフィットしつつある。イ・ウヨン監督も「自信を持っていい」と手応えを感じている。

 今節は、その3ボランチの左に位置するMF藤田息吹(2年=藤枝東高)が28日までU-19代表候補合宿に参加。磨かれた技術と高い意識はチームに好影響を与えるだろう。一方、2節に負傷した右SBの田中奏一(3年=F東京U-18)の復帰は来週に持ち込まれるもよう。「動きがいい」と監督も太鼓判を押すSB金房拓海(4年=慶應義塾高)の動きに今節も期待が高まる。

 対する駒大は、ここまで2勝1敗の5位。前節では両CBが初めてスタメンで出場するなど、新しい戦力が加わりスタイルも少し変化した。主将のDF三上佳貴(4年=藤枝東高)は「例年に比べてボランチにボール持てる人が入って、今までのように蹴るだけでなく、サイドに散らしてサイドから放り込んでくるというような印象を受けた」と語る。

 昨季、慶大は駒大と4位以内のインカレ出場権をかけて争った。直接対決では引き分けたものの、最終節で切符を手にしたのは駒大。「借りを返したい」(藤田息吹)と慶大の選手たちは特別な思いを寄せている。奇しくも現在、慶大が4位で駒大は5位。今季こそはしっかりと勝利を収め、インカレ出場圏内の上位をキープしていきたい。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)


慶應義塾全40の体育会を取材し、塾内唯一のスポーツ新聞を発行している慶應スポーツの公式webサイト(PC版)は
http://keispo.org/wordpress/へ

TOP