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[早スポ]早稲田大vs法政大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
[11.6 第84回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第20節 早稲田大1-1法政大 赤羽スポーツの森]

 第84回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ戦が6日と7日の2日間に渡って行われた。早稲田大と法政大の一戦は1-1の痛み分けに終わった。この結果により、2試合を残して早大のインカレ出場の可能性は消滅した。

以下、試合後の早稲田大コメント

●古賀聡監督
―勝ち点3が必要な試合でしたが選手には何と?
「まあ普段通りに攻撃的にいつも通りやるように伝えました」

―試合間隔が短かったですがその間の調整は?
「コンディションを整えることだけだったのでそこの部分は問題なくできたと思います」

―1-1に終わった試合を振り返って。
「立ち上がりいい入り方をして積極的にアクションを起こしてチャンスを作れたことはよかった。ただ前半の途中からバイタルエリアでフリーな選手をつくってしまって相手の時間帯になってしまったことは修正しなければなりません」

―富山選手の離脱の影響は?
「いえ特に。FWは非常にワセダに優秀な人材が揃っていますし、これまでいい競争をしていた。皆川が得点を入れてくれた。全体としてレベルアップしてきた成果だと思います」

―皆川選手と富山選手ではタイプが違いますがFWにはどのような働きを求めましたか?
「皆川に関しては動き出しのいい選手なので皆川が積極的に前でいいアクションを起こして相手を広げたところで間を松井が使っていくようなプランでした」

―インカレ出場はなくなりましたが残り2戦の戦い方は?
「何も変わらないです。最後まで戦う集団として残り2戦を勝つつもりで挑みます」

●DF野田明弘副将(4年=広島ユース)
―1-1という結果をどのように受け止めましたか?
「インカレの望みをつなげたかったのでどうしても勝ち点3がほしかったんですが引き分けてしまって、もうインカレに行けないとなって本当に悔しい気持ちでいっぱいです」

―相手も降格がかかっていて互いに負けられない試合だった。きょうの法大の印象は?
「前期に比べレベルアップしてきているし、カウンターがはやく前線の選手の技術も高いので中2日というのもあり、お互いいろいろな意味でプライドをかけたタフなゲームになると思っていたのですけどその通りのゲームになったと思います」

―前半は終始早大ペースだったが振り返ってみて?
「前半は前に力を持っていってシュートまで行けたり、サイドでクロスを上げたりといった形ができていたと思います。途中攻めた後にとられ方が悪かったりしてカウンターという形があって相手に流れがいきかけたんですけど前半は良い時間帯に点をとったということで早大ペースで進んだんじゃないかと思います」

―後半は逆に失点もあってリズムを狂わされた様子だったが?
「立ち上がりに失点したということもあって入りが悪くなってしまった中で、逆にまだ45分あると考えて点をとりに行こうという気持ちはあったんですけど、パスが足元足元になりすぎて、なかなか相手陣内でボールを回しての形ができずに低い位置でボールをとられてシュートまで持っていかれるというシーンが多かった。

 やっぱりどこかで疲れていたのだと思うし、いつもはしないようなパスミスが多かった。試合中に声を掛け合っていたんですけど、流れが悪いときに相手の裏にボールを落として相手のラインを下げて攻撃につなげるということをしっかり表現できれば良かったと思います」

―最後の10分間は互いに激しい攻防だったがその時の気持ちは?
「自分はカウンターに備えて後ろにいる時間が多かったんですが何が何でも点をとってほしいという願いと自分の前のスペースにボールが来たらリスクを覚悟でクロスを上げて点をとりにいこうとしていました。1点とるかとられるかで天と地の差になるということはわかっていたので点をとってほしい、とりたい気持ちでいっぱいでした」

―最後の2試合でやるべき事とは?
「日本一になるという目標を掲げてきて結果としてはインカレにも出れなくて良い結果を残せなかったかもしれないですが残り2試合早大の代表として、4年生として1つでも順位を上げていきたいと思います。結果には残らないかもしれないけど後輩やいろいろな人の胸に残るような暑くて気持ちの伝わるようなプレーを残りの期間、練習から後輩やチームに何か1つ残せるように頑張りたいと思います」

●DF小川諒(4年=柏U-18)
「きょう勝てなかったのが自分たちの弱さです。後半の立ち上がりも一本のロングキックからコーナーを取られて失点してしまいました。後半の甘い入りがこういう結果になったと思います。インカレもかかっていて気持ちは入っていましたが、引き分けで悔しい」

―試合後はチームでどのようなお話を?
「ラスト2試合あるので、勝って少しでも順位を上げようということです。今日の結果でみんなも気持ちで落ちる部分はあると思いますが、そこは切り替えていきたいです」

―前半早い時間に先制したが。
「立ち上がりで決められたのは良かったですが、追加点があれば試合はもっと楽でした。前半も停滞してしまった時間があり、もうひとつ点を取れたら結果も変わっていたと思います」

―終盤は攻撃に参戦しました。
「苦しくても前にいくことでマイボールにしようと考えました。マイボールにできたこともありましたが、点が入らず守備も出来なかったので、上がったのが良かったかどうかは今はわからないです」

―試合後に4年生で話したこと。
「野田とかと、残り2試合で後輩に何かを残していきたいと話しました。野田だったらFKの技術だったり僕は空中戦の強さだったり、プレーを通して蹴球部員に伝えたいです。残り2試合を勝って終わりたいと思います」

●FW皆川翔太(4年=東京Vユース)
―得点を振り返って。
「たまたま転がってきたんで、ラッキーでした」

―チームに貢献できたという気持ちは?
「得点以外のところもチャンスはあったし、やっぱり負けられない試合だったので。貢献はどういった形でもいつもしようと思っていますけど、きょうに限っては勝ちたかった」

―松井さんとの2トップでしたが、動きや距離の取り方で意識したところは?
「お互い気にしながら動こうって話はしていたのですが、ちょっと前半の途中あたりから僕がバテたこともあって、動きが個になりすぎて。ハーフタイムにそこを修正しようって話はしました」

―後半にも惜しいシュートがありました。
「そうですね、決めたかったですね。FWなのでゴールは取れば取るほど嬉しいので」

―交代の時はまだやれるという思いは?
「いや、結構自分の中では出し切った感じがあって。足もつっちゃっていたし。白井が入れば(試合展開も)またちょっと変わってくるんじゃないかって自分でもわかっていたので、納得はしてます」

―きょうの試合でインカレ出場の可能性はなくなってしまいましたが、残りの2試合やトレーニングでは4年生としてどのように過ごしていきたいですか?
「やっぱりほんとにいいチームだと思うので。もちろん残り2試合は全力で勝利できるようにみんなでやっていきたいと思うし、あとは後輩たちに何か残して引退できたらいいかなとは思います」

●MF奥井諒(3年=履正社高)
―インカレ出場の望みが断たれてしまいましたが?
「前半最初得点が取れたんですが、前半であと2点3点とれなかったことがいつものぼくたちの課題です」

―きょうの試合、自身の出来は?
「国士大戦よりはチャンスを作れませんでしたが、ある程度ドリブルは通用することは分かりました。でも、決めないといけないところで決め切れなかったので。得点に絡めないといけないと思います」

―きょうのプレーで意識したことは?
「中に入ってきて、自分の武器であるドリブルをしていこうとしました」

―勝ち切れなかった原因は?
「前半に追加点を奪えなかったこと。後半に1プレーでコーナーを与えてしまったことです。立ち上がりの集中力が課題です」

―残り2試合どういうモチベーションでのぞむか?
「一つでも上の順位で終わりたいです。出ることが出来ない4年生の分も、ワセダのプライドを持って戦いたいです」

●MF鈴木隆司(4年=川越高)
「インカレの可能性を自分たちの手で消してしまったので、それが一番悔しいです」

―インカレの出場権を逃してしまいました。
「悔しいし、チームの代表で出ているのでみんなに申し訳ないです」

―前半はベンチから試合を見ていてどのように感じたか?
「前半は1-0で勝っていたので、このまま追加点が欲しいなという感じで、前半はこのままいけると思っていました」

―後半、どのような指示を受けてピッチに立ったか?
「とりあえず点を取りにいこうということを全員に促していたので、点を取りにいこうと思っていました」

―残りリーグ戦2試合に向けて。
「一つでも順位を上げられるようにみんなと良いサッカーをして、勝って終わりたいと思います」

●MF島田譲(2年=鹿島ユース)
「向こうも勢いを持って試合に臨んできたので、なかなかゲームが落着かなくてカウンターの攻防みたいなゲームになってしまいました。その中で自分とかがもっとゲームを落ち着かせて、ゲームを作ることが出来たら良かったんですけど。インカレ出場の望みが断たれてしまって本当に残念です。前半にさらに得点出来ていれば良かったかなと思います。前半は比較的思い通りにやれていたのですが、後半立ち上がりに失点したのが一番痛かったなと思います」

―後半途中からボランチが柿沼選手に変わったが?
「やっぱり柿沼さんが入ったら、基本的には僕が後ろでボールをさばくイメージで、柿沼さんにどんどん前に行ってもらう感じだったんですけど、残り時間も少なかったんで、行けるほうが行こうっていう気持ちでやっていました」

―2試合連続先発フル出場ですが?
「自分は他の選手と同じことが出来るとは思ってないので、自分としては高い位置で点に絡むプレーが出来ればと思っています。きょうはそれが全然駄目でした」

―次節に向けて。
「インカレの望みはなくなってしまったんですけど、ワセダのエンブレムを背負っている者として責任を持って戦いたいと思います」

●DF菅井順平(2年=浦和ユース)
「本当に試合前からインカレがかかっていて勝つしかなかったんで、勝ち点3点取れなくて非常に残念に思いました。それだけです」

―どんなことを意識して試合に臨んだか?
「法政も勝ち点あげなければ降格が決まるってことだったんで、向こうが積極的にくるのは分かっていたんで、うちが受け身に回らないように、気持ちの面で負けないようにということで全員で声かけ合いました」

―相手の右サイドの選手の印象は?
「右ハーフの18番はヴェルディのユースで俺とタメでやっていてユースの時から良い選手って知っていたので、それほどやられたっていう気はしないですけど、まあ楽しめました」

―まだ2試合リーグ戦が残っていますが?
「自分が2年生で本当に4年生良い人ばかりなので、本当は4年生と、もっとサッカーしたかったんですけどきょうで残り2試合っていうのが決まってしまったんで、4年生と一緒にサッカーできる喜びを、感謝の気持ちをしっかりプレーに表現できるように、4年生のためにこの2試合全力でやるだけなんで勝利に貢献したいと思います」

●DF畑尾大翔(2年=F東京U-18)
―今日の試合にはどういった気持ちで臨んだのか?
「勝たないといけない試合で、内容どうこうよりも結果、なんとしても勝つという気持ちで臨んだ」

―試合を振り返って。
「先制点をいい時間帯に奪えた。だからこそしっかり2点目を取りたかった。しかし決めきれなかった。でもなかなか追加点を奪えなくても焦れないでやろうという気持ちはチームで共有していた。けれど後半立ち上がりに失点をしてしまった」

―守備面について。
「特に同点に追いつかれて以降、点を取りたい気持ちが強くなりすぎて、カウンターを招いてしまったことが反省点」

―同点に追いつかれて以降、畑尾選手のオーバ-ラップや前線への攻撃参加が目立ったが、それは自分の判断か、それとも監督の指示か?
「自分の判断。いいかたちで前向きでボールを奪えたし、CBは運動量がわりと残っているポジションだと思うので、運動量が多くなっているSBを上がらせるよりは自分が行こうという気持ちだった」

―インカレ出場権を手にできなかったことについて。
「自分は今の4年生にとても感謝している。だからこそ少しでも長く一緒に試合をしたかった。その目標が果たせなかったのは残念。でもだからこそ残りの2試合でしっかりと自分の仕事をしたい」

―残りのリ-グ戦に向けて。
「状況いかんに関わらず同じ1試合に変わりはないわけだし、最後まで早稲田のプライドをもって、自分たちらしく戦い抜きたい」

[写真]今季初ゴールの皆川

(取材・文 早稲田スポーツ)

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