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早稲田大、新主将は山中に決定。名門復活へ向けスタート

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 早稲田大の新チームが今月8日から始動している。新シーズンの主将はMF山中真(3年=柏U-18)に決定。副将はMF柿沼貴宏(3年=大宮ユース)が務める。

 昨年度はリーグ戦でまさかの降格争いに加わり、12位中10位という結果に終わった。この結果を受けて、就任2年目のシーズンを迎える古賀聡監督は「もう一度、規律の遵守を徹底して責任の所在をはっきりさせたい。一人ひとりがしっかりと覚悟を持って欲しい」と意識改革から着手している。早稲田大に代々受け継がれている『ワセダ・ザ・ファースト』という言葉を改めて掲げ「常に一番をめざす姿勢を持っていなければいけない」と名門復活を誓った。

 今年度の目標については「インカレはもちろんリーグ戦での優勝。そして天皇杯でJリーグのチームに勝つことです」と古賀監督は話す。戦力的には昨年度、SBとして全試合に出場したDF野田明弘(4年=広島ユース)の穴が心配されるが「野田の抜けたところをどう埋めるかが鍵になるが、そこは菅井や最終ラインがしっかりやってくれるはず」と指揮官はDF菅井順平(2年=浦和ユース)ら守備陣の奮起を促した。攻撃陣には世代別代表の選出歴もあるFW奥井諒(3年=履正社高)やFW富山貴光(2年=矢板中央高)ら頼もしい選手が揃っており、彼らにはゴール量産の期待がかかる。

 清水入団のDF岡根直哉(4年=初芝橋本高)や岐阜入団のDF野田明弘(4年=広島ユース)らが抜けた穴は大きいが、富山は「新4年生を中心に練習でもいい雰囲気ができている」と手応えを感じているようだ。07年度の全日本大学サッカー選手権で日本一の座に輝いて以来、タイトル獲得から遠のいている早稲田大。今年こそ名門復活なるか。

[写真]新シーズンへ向けて意気込む(左から)富山、三竿、中田、奥井

(取材・文 片岡涼)

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