beacon

[スポ東]前半12分にGK退場も、東洋大は初戦突破!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[スポーツ東洋 ゲキサカ版]

[5.18 第35回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント・関東代表決定戦 東洋大2-1城西大]

 総理大臣杯の初戦の相手は、リーグ戦第2節で勝利を収めた城西大だ。東洋大に退場者が出るなど、展開が二転三転する苦しい戦いとなったが、2-1の勝利で1回戦を突破。目標に掲げた全国大会出場へ、第一歩を踏み出した。

東洋大2-1(1-1)城西大
<得点者>
高橋佑輔(3分)、勝野洸平(70分)

<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(3年=柏U-18)
▽DF
石津遼太郎(4年=大宮ユース)
若狭大志(4年=浦和学院高)
市川恵多(3年=前橋商業)
▽MF
年森勝哉(2年=F東京U-18)
14分→GK浅沼優瑠(1年=成立学園高)
勝野洸平(4年=大宮ユース)
中里壮太(4年=大宮ユース)
馬渡和彰(2年=市立船橋)
74分→MF黒須大輔(2年=習志野高)
高橋佑輔(4年=八千代高)
岡田将知(4年=武南高)
▽FW
野崎桂太(3年=大宮ユース)
83分→FW三田尚央(2年=F東京U-18)

 現在2連勝中というリーグ戦の勢いそのままに、立ち上がりから速い攻めで城西大を押し込んでいき、開始3分で先制点を奪う。MF勝野が、右サイドから中へ切れ込んで放ったシュートはクロスバーを直撃したが、こぼれ球にいち早く反応したMF高橋が頭で詰めてネットを揺らす。立ち上がりから完全に試合の主導権を握り、さらなる得点を予感させるシーンが続いた。

 しかし、ここでまさかの事態が起こる。12分に自陣でのパスミスを相手に奪われ、GK松下との1対1の場面を作らせてしまう。体を張ってシュートチャンスを防いだが、この時の接触プレーでファールを取られPKへ。さらにGK松下が一発レッドで退場となり、厳しい状況に立たされた。ここで大仕事をやってのけたのが、代わりに出場した公式戦初出場のGK浅沼だ。コースを完全に読み切ってPKストップに成功。これで傾きかけた流れを引き寄せたかに思えたが、27分に城西大の左サイドからのクロスをシュートまで持ち込まれ、GK浅沼も止められずに同点とされる。10人の東洋大は守る時間が長くなるが、カウンターからチャンスを作り、一進一退のまま前半を折り返す。

 後半も両チームが速攻を仕掛けあう。58分にエリア内でフリーでボールを受けたMF岡田のシュートが相手GKに防がれる一方で、直後の60分にはクロスバー直撃のシュートを打たれるなど、目まぐるしく攻守が入れ替わる。

 そして迎えた70分、東洋大が試合を決定づける一撃を決める。前半から献身的にプレスをかけていたFW野崎が、敵陣深くでボールをカットし、ドリブルでゴールへ突進する。シュートはGKに防がれるが、左サイドでこぼれ球を拾ったMF馬渡が中央のMF勝野へパス。ワントラップでDFをかわし、右足で振りぬいたボールはゴールへ吸い込まれた。決勝点を決め喜びを爆発させるMF勝野を、ベンチ外の選手も含めたチームメイト全員が抱き合って祝福する、渾身の一発だった。再びリードを奪うも守りに入ることはなく、攻撃的なMF黒須とFW三田を投入し、最後まで試合を支配して2-1の勝利。苦戦の末、1回戦を突破した。

 2回戦の対戦相手は、1部リーグ所属の流通経済大だ。守護神のGK松下が出場停止という不安要素はあるものの、安定感のあるプレーを見せたGK浅沼が調子を維持できれば、大きな問題にはならないはずだ。現在1部リーグで首位の強豪相手に、西脇監督も「勝てると思う」と自信は十分。監督だけでなく、パスをつないでポゼッションを高めるサッカーを継続できていることで、選手たちにも自信が満ちている。自分たちのスタイルを貫くことができれば、決して勝てない相手ではない。

[写真]決勝点を決め喜びを爆発させる勝野(右)

(文 スポーツ東洋 草なぎ裕吾)
(写真 同 平野綾香)

[次回試合予定]
2回戦:5月26日流通経済大戦(13:50、RKUフットボールフィールドA)

PR: スポーツ東洋HP(http://supoto.blog41.fc2.com/)ではサッカー部のみならず、多くの部会の最新情報が満載です。是非一度アクセスしてみてください。

TOP