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[コマスポ]負けられない“2連戦”!名門倒して巻き返し狙う

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部第6節は5日、平塚競技場で駒澤大学が早稲田大学と対戦する。前節、首位を走る流通経済大との一戦をスコアレスドローで終え連敗を3でストップした駒大は、3日後の8日にも総理大臣杯・関東代表決定戦で再度対戦する早大との“2連戦”を迎える。

「点を取られなかったことは良かった」。試合後、安堵の表情を浮かべながら語ったGK大石健太(2年=磐田北高)の言葉は、まさに今の駒大を表すにふさわしい。後半にPKを与えてしまうなどピンチの場面もあったが、この日怪我から復帰した主将のDF林堂眞(4年=習志野高)を軸に、徹底した守備を演出し、開幕戦以来の完封を成し遂げた。

 次なる対戦相手は好調の早稲田大学。総理大臣杯予選を含む3戦を無失点で負けなしと、守備面での強さが際立っている。前節の試合では正確なクロスから得点を演出するなど、オーバーラップを武器とするDF三竿雄斗(2年=東京Vユース)には特に注意が必要だ。前線では、得点ランキングに名を連ねているFW小井土翔(4年=千葉U-18)や昨年のアジア大会でU-22日本代表として金メダルを手にした経験を持つFW富山貴光(3年=矢板中央高)、ルーキーにして前節得点をあげたFW近藤貴司(1年=三菱養和SCユース)など、多くの得点感覚に優れた選手が駒大ゴールを狙っている。パスを繋いで相手をかき回し、今季すでに5人が得点を挙げるなどまさに全員攻撃を仕掛けてくることが予想される。

 これを迎え撃つ駒大は、前節首位・流経大相手に守り抜いたディフェンスを原動力に、リーグ戦では3節ぶりの得点を奪い、勝利へ繋げたいところだ。秋田浩一監督は試合後、「外から早く攻められればよかった」と今節に向けての改善点を語った。高速ドリブルを得意とするMF湯澤洋介(3年=矢板中央高)を起点に、MF碓井鉄平(2年=山梨学院大学付属高)の巧みなパスで相手を翻ろうし、早大の堅い守備陣攻略を目指す。また、今季初フル出場を果たした大園祥太(4年=鹿児島実業高)も「気持ちで見せるプレー」でチームを盛り上げた。この明るさを取り戻しつつある状況に、林堂は「1人1人が頑張れたら勝つチャンスはある」と勝利への期待を口にしている。

 前節も折り返し地点へと近づき、そろそろリーグ初勝利をつかみたい駒大。負けられない早大との2連戦をまずは勝利で飾り、その勢いのまま総理大臣杯本戦への出場も決めたい。今季の行方を左右させる一戦と言っても過言ではないだろう。昨年、成し遂げることのできなかった「三冠」の目標を達成させるためにも、この一戦を落とすことはできない。

(文・駒大スポーツ 佐藤亮)

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