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[コマスポ]得意の形で3得点!慶應義塾大を下し、待望の今季初勝利!!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]
[6.18 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ 第8節 慶應義塾大1-3駒澤大 NACK]

 JR東日本カップ2011第85回関東大学サッカーリーグ1部・第8節は18日、NACK5スタジアム大宮で駒澤大-慶應義塾大が行われた。ここまで3分4敗と勝利の無かった駒大は、得意のサイド攻撃とセットプレーから3点を奪うと、相手の反撃を最少失点に留め、待望の勝ち点3を奪った。8戦目で待ちに待った初勝利、最下位脱出にも成功した。さあ、反攻だ―。

 試合終了のホイッスルを聞くと、選手たちは高々と拳を突き上げた。待ち望んだ「勝利」の二文字。ダメ押しの3点目を奪ったFW渡邉諒(4年=大宮ユース)は「久しぶりに点が取れたことと、初勝利を飾れたことがすごく嬉しい」と歓喜の表情を覗かせる。苦しんでいたチームに勇気を与える勝ち点3だった。

 この日の駒大は、前節までは左サイドを主戦場にしていた湯澤洋介(3年=矢板中央高)を「スペースがいっぱいあって、自由にできる」(秋田浩一監督)FWに起用。「相手の長身左SBの黄大城(4年=桐生第一高)に上がられると困るので、黄を上がらせないようにするために」山本大貴(2年=ルーテル学院高)を右MFに回すなど、前節・筑波大戦から若干の変更を加えて今季初勝利を狙った。

 序盤はボールポゼッションで上回る慶大に押し込まれた。だが、DF林堂眞主将(4年=習志野高)を中心に粘り強く守り、これを跳ね返し続けると、カウンターからチャンスを窺う。22分にはMF濱田宙(4年=市立船橋高)の左クロスにFW大園祥太(4年=鹿児島実業高)がニアサイドで合わせたが、ヘディングはヒットせず。得点にならなかったものの、徐々にゴールの予感が漂い始める。そして、迎えた25分。湯澤の左クロスから山本がシュートを放つと、ディフェンスに当たって跳ね返ったボールを最後は砂川太志(4年=宜野湾高)が右足を振りぬき、豪快にゴールネットを揺らした。

 2試合連続の先制点を奪った駒大は、勢いに乗って鋭い攻撃を繰り出す。30分に湯澤が左足でシュートを放てば、直後にはその湯澤のクロスから大園がフィニッシュまで持ち込んだ。いずれも得点には至らなかったが、良いリズムを保ったまま前半を折り返した。

 後半も立ち上がりは相手にボールを支配されたが、前半同様に粘り強く守ると、速攻とセットプレーから突破口を探る。70分、ゴールからやや右よりの位置でFKを得ると、これを林堂が直接狙ったが、鋭いキックは相手GKに阻まれる。だが、直後の71分だった。これで得たCKから、ゴール前の混戦を最後はDF三澤祥馬(3年=三菱養和SCユース)が押しこんで追加点を奪う。73分にPKから失点を喫したが、駒大の勢いは止まらず、80分にはMF碓井鉄平(2年=山梨学院大付高)のCKから渡邉が頭で合わせて3点目。追いすがる慶大に止めを刺し、開幕から8戦目にしてようやく今季初勝利をもぎ取った。

 同日に行われたゲームで中大が筑波大に大敗したため、得失点差で最下位脱出にも成功した。林堂主将は「段々とチーム(の状態)も上向きになってきている」と、調子を取り戻しつつあるチームに手応えを感じている様子。後期の逆襲を見据え、勝ち点3以上に自信を与える価値ある1勝を手にした。

[写真]初勝利に笑顔で試合後のあいさつを行う選手たち

(文 駒大スポーツ・近藤信太郎)
(写真 同・河田奈津子)

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