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[コマスポ]今季初の連勝へ!秋の戦いへ弾みをつけられるか

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 関東大学サッカーリーグ1部第9節は6月26日、国立西が丘サッカー場で11位駒澤大と10位国士館大が対戦する。今季初勝利を果たした駒大が、秋のリーグ戦再開に向けて弾みをつけるべく今季初の連勝に挑む。

 開幕戦から続いていた長いトンネルからの脱出だった。それまで3分け4敗と勝ち星がなかった駒大だったが、前節・慶應大との一戦でついに攻撃陣が爆発、3-1で快勝しついに待望の勝ち点3を手に入れた。勝因についてDF林堂眞主将(4年=習志野高)は「点を取れないときに必要になってくるのはセットプレーやFKと言っていて、そこで点が取れたのは一番大きいことだったと思う」と分析する。

 これまで未勝利だった駒大だったが、今年のリーグ戦は首位と最下位の勝ち点差がわずかに10と全チームともに非常に拮抗した戦いとなっている。すなわち、これからの成績次第ではまだまだ上位争いに食い込める可能性も十分に残っているのだ。前期のリーグ戦はまだ3チームとの対戦を残しているものの、今季は震災の影響でリーグ開幕が遅れたため、次節を持って一時中断となる。そのため、次節は事実上前期ラストゲーム。秋のリーグ戦再開に向けた試金石となる。

 今節の相手は、駒大と全く同じ状況で開幕から7試合連続で勝ち星に恵まれず、前節ようやく今季初勝利を手にした国士館大だ。今季不振に苦しんでいることは7節までの成績が証明しているが、それでも去年3位に食い込んだ華麗な個人技やパスワークは侮れない。ドリブルが武器のMF金子昌広(3年=正智深谷高)や、昨年ブレイクしたFW田中俊哉(4年=札幌第一高)など、去年の主力の一部は残っており、決して楽に勝てる相手ではない。

 迎え撃つ駒大は、前節の勢いをいかにして持続させることができるかが大きな鍵となる。前試合の3得点のうち2得点はセットプレーから奪った得点だった。秋田浩一監督は「攻めてCKを取れれば、ああいうチャンスはもっと増える」と試合後語った。試合の中でセットプレーからのチャンスを確実に結びつけることができれば、今後まだまだ浮上できる可能性は十分に秘めている。

 ついに最下位から脱出した駒大だが、決して一部残留で満足するようなチームではない。事実上の前期ラストゲームとなるこの一戦。「次の国士(館大戦)も大事な試合なので、これを勝って、後期に向けてまた頑張りたい」とDF砂川太志(4年=宣野湾高)も語る。長く続いた悪夢からの脱出に続き、今度は今季初の連勝へ。後期の逆襲に向け、何としても良い形で前期を締めくくりたいところだ。

(文 駒大スポーツ・高橋太賀)

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