beacon

[総理大臣杯]優勝候補筆頭・流通経済大は冷や汗発進!!PK戦の末に仙台大を下す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.3 総理大臣杯・1回戦 流通経済大1-1(PK5-4)仙台大 長居]

 今大会の優勝候補筆頭である流通経済大(関東1)は仙台大(東北)と対戦し、2-2でもつれ込んだPK戦の末に5-4で勝利した。5日に行われる2回戦では同じく関東代表の中央大と対戦する。

 U-22日本代表MF山村和也(4年=国見高)、DF比嘉祐介(4年=流通経済大付柏高)、GK増田卓也(4年=広島皆実高)を擁する流通経済大だが、全国初戦は苦戦を強いられた。この日は6月23日に行われたロンドン五輪アジア2次予選第2戦・クウェート戦(1-2)で左足首を負傷した影響で比嘉はメンバー外となった。

 それでもタレント集団の勢いは衰えず。前半25分、MF関戸健二(4年=旭高)が相手GKの意表をつくミドルシュートを決めて、先制に成功した。

 対する仙台大は仙台入団内定のFW奥埜博亮(4年=仙台ユース)が先発するも、前半はシュートを打たせてもらえない。前線にはMF熊谷達也(1年=柏U-18)とFW鳥山祥之(1年=柏U-18)のルーキー2人を起用したが1点を奪えずに前半を折り返した。

 そして後半開始とともに2人を交代。MF今出川歩夢(2年=聖和学園高)と鳥山に代えて、MF蜂須賀孝治(3年=桐生一高)とMF森田光哉(4年=青森山田高)をピッチヘ送った。果敢に攻め込むと、後半33分、MF嶺岸光(2年=聖和学園高)がドリブルから右足シュートを決めて、同点に追いついた。

 試合は90分間で決着がつかず。10分ハーフの延長戦にもつれ込んだ。酷暑の中で必死に戦う選手たち。スコアは動かずに試合はPK戦に突入した。先攻は流通経済大。山村が1人目のキッカーを務め、冷静に決めた。対する仙台大は奥埜が確実に決める。互いに外さず、迎えた仙台大5人目。FW佐藤世弥(4年=秋田商業高)が蹴りこんだボールは無情にも枠を外れた。その瞬間、流通経済大の全国ベスト8入りが決まった。

 流通経済大はベスト4入りをかけて、5日に中央大と対戦する。同カードとなった5月15日の関東大学リーグ第3節では、FW征矢智和(4年=東京Vユース)と関戸のゴールで2-0で勝利した。当時はこの試合の勝利で首位に立つと勢いに乗り、5節に渡って首位の座をキープした。リーグ戦での再現を果たすべく、中央大戦での勝利を弾みに全国優勝を目指して駆け上がりたいところだ。

▼関連リンク
第35回総理大臣杯

TOP