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[コマスポ]後半戦開幕!怒涛の反撃がいま始まる

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第85回関東大学サッカーリーグ戦・後半戦1部第10節は10日、日立市民運動公園陸上競技場で駒澤大が青山学院大と対戦する。現在10位と、下位に低迷している駒大は、中断前の前半戦を2連勝で終え反撃への糸口を見つけると、ここから逆転優勝を目指し負けられない後半戦を迎える。

 前節、国士舘大との一戦では前半に先制点を許すもそこで崩れることはなく、三宅徹(4年=名古屋U-18)がバー直撃のヘディングシュートを放つなど諦めない姿勢を見せる。後半には大園祥太(4年=鹿児島実業高)が10分間に2ゴールを挙げ完全にペースを掴むと、先月行われた第26回ユニバーシアード競技大会の優勝メンバーでもあるMF湯澤洋介(3年=矢板中央高)の華麗なドリブルからの追加点で相手を引き離した。試合終了間際に失点シーンこそあったが、全体を通してもチーム状況の復活が見て取れる一戦となった。

 次なる対戦相手は4年ぶりに1部昇格を果たした青山学院大学。最後にリーグ戦で戦った4年前には勝利を収めているが、今季開幕戦を白星で発進すると順位を駒大の一つ上である9位に位置しており、油断のできる相手ではない。ザスパ草津の特別指定選手に承認されたGK杉田哲司(4年=湘南ユース)をストッパーに、引いたディフェンスで守備を固めてくることが予想される。前線で特に注意すべきはMF関隼平(4年=國學院久我山高)。前半戦9試合で4ゴール3アシストと、小柄な体格ながらも攻撃の軸になることは間違いない。今夏の関東選抜選考会で力を発揮してみせたルーキー原之園卓也(1年=國學院久我山高)の存在感も絶大だ。最終ラインからの連動ある攻撃を仕掛けてくるだろう。

これを迎え撃つ駒大は、夏の調整期間での成果が期待される。前節の試合後、「走れることが大切。この夏もっと鍛えていきたい」と主将の林堂眞(4年=習志野高)が語ったようにハードワークも行われ、後期巻き返しへの準備は整った。重要なリーグ後半戦初戦の鍵を握るのは、林堂とともに第26回ユニバーシアード競技大会で優勝メンバーへと輝いたMF湯澤洋介。高速ドリブルを持ち味にサイドから駆け上がる湯澤が、さらなる経験を積んでことで攻守にわたってより一層の厚みが期待される。得意とする縦に早いサッカーを徹底し、課題とも言える”得点力不足”を解消していきたい。

 最後の連勝で降格圏から脱出した駒大だが、最終目標は優勝すること。ここで足踏みするわけにはいかない。「もっと上に行きたい」とMF碓井鉄平(2年=山梨学院高)が勝つことに意識するように、これからは一戦一戦が大きな影響を及ぼしてくる。青学大との勝ち点差はわずかに1。後期に向けて弾みをつけるためにもまずは白星を飾りたいところだ。

(文・駒大スポーツ 佐藤亮)

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