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[ケイスポ]因縁の相手に逆転負け、またしても白星ならず:筑波大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[9.17 関東大学1部リーグ戦・前期リーグ第11節 慶應義塾大1-2筑波大 西が丘]

 今節の相手は、慶應義塾大とわずか勝ち点1差の首位・筑波大。試合は前半、慶大がMF森田達見(3年=川崎F U-18)のゴールで先制に成功し、リードして折り返すものの、後半は守備陣のミスからわずか5分の間に2失点し逆転されると、そのまま逃げ切られ敗戦。守備、攻撃ともに安定した戦いを見せることができず、慶大にとって課題の多く見られた試合となった。

 試合は序盤から、両チーム一進一退の攻防を見せる。そんな中、均衡を破ったのは慶大だった。前半35分、中央でボールを受けたFW河井陽介(4年=藤枝東高)が右へ展開。ボールを受けたDF保田隆介(1年=横浜FMユース)の絶妙なクロスに、相手のマークを外しフリーになっていた森田が技ありのヘッド。ボールはきれいな弧を描いて、ゴールに吸い込まれていった。その後も慶大は集中力を切らさずに、1点リードのまま前半を終える。

 迎えた後半、慶大は開始早々にMF日高慶太(4年=桐蔭学園高)のチャンスこそあったものの、その後は筑波大のプレスにより思うようにボールを運べず、徐々に押し込められていく。後半9分に筑波大・曽我敬紀(3年=横浜FMユース)の左サイドからの突破で同点にされると、そのわずか5分後には、DF笠松亮太主将(4年=東京Vユース)、松下純土(2年=國學院久我山高)の連携ミスから相手に数的優位の形を作られ、追加点を許してしまう。流れを引き戻したい慶大は、FW川久保理(3年=國學院久我山高) 、MF山浦新(1年=東京Vユース)らを投入し得点を狙うが、筑波大の安定したディフェンスに加え、自分たちのミスも重なり思うように攻撃することができない。終盤にも慶大は怒涛の攻撃を見せるが得点はならず、そのまま1-2で試合終了。

 後半序盤でのミスによる2失点は、「前半はいい試合が出来ていた」(河井)だけに悔やまれる失点となってしまった。今節でリーグ戦はちょうど半分を消化。次節から後期リーグに突入するが、気を引き締めてインカレ制覇という目標に向かっていって欲しい。

[写真]先制点をもたらした森田

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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