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[ケイスポ]慶應義塾大vs駒澤大 試合後の慶應義塾大コメント

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慶應スポーツ ゲキサカ版
[9.23 関東大学1部リーグ戦・後期リーグ 第12節 慶應義塾大0-0駒澤大 江戸陸]

 関東大学1部リーグ戦の後期リーグ第12節が23日に江戸川陸上競技場で行われ、慶應義塾大は駒澤大と対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。

以下、試合後の慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
―今日の試合を振り返って。
「お互い自分たちのサッカーをしたいいゲームだったと思います。もちろん勝てればよかったけど、無失点に抑えたのは評価できると思います。初戦の明治戦以来の久しぶりの無失点だったのでね。みんな身体を張っていたし、そういう所は次に繋がると思います」

―松岡がスタメンでした。
「ちょっと調子を落としていたので、外していたんだけど、今日は相手が蹴ってくるということで跳ね返したかったので彼を使いました。身体を張って頑張ってたね」

―川久保がスタメンでした。
「まず調子が良かったということ、あとは左サイドを誰にしようかということがあったので彼を使いました。トレーニングで良かったということです」

―攻撃面の出来は?
「前半は球回しがちょっと狭くなってしまってリズムが出なかったので、後半はテンポを上げてワイドにサイドから攻めたり中央からも攻めたりしたので、バリエーションは増えてきてると思います。流れとしては悪くないので、アタッキングサードのトレーニングが必要かなと思います。特に来週は青学で、前期はブロックを作って守ってきていたのでね。あと物足りないのは、チームが一丸となって本当に勝利するんだという気持ちですね。パスサッカーだとかドリブルが上手いとかは二の次で、勝負への集中力なり得点への集中力が物を言うので、そこがまだ物足りないということをさっき彼らに言ってきました。大学スポーツなんだから4年生が中心になって、インカレに行くんだとか、チャンピオンになるんだとかそういう気持ちを強く持ってやっていくべきだと思いますね」

●DF笠松亮太主将(4年=東京Vユース)
―今日の試合を振り返って。
「勝ち点3を取りたい試合で、勝ち点1に終わってしまって残念ではあったんですけど、久しぶりに無失点で終わることが出来たので、守備としてはいい点が残って、攻撃では課題が残ったということで、次に繋がる試合ができたんじゃないかなと思います」

―攻撃面での課題というのは?
「最後の所のフィニッシュの精度ですね。相手にブロックを固められた時にどう崩すかというのは、前期からの課題だったんですけど、今日もチャンスはあったんですけど決めきれなかったので、決定力を上げていきたいと思います」

―パスを繋ぐことにこだわり過ぎていると監督は言っていたが?
「しっかり攻撃を組み立てて、自分達らしいサッカーをしようということを言っていて、そういう所に重点を置いてしまってるというのは否めないと思うんですけど、ベースはできているので、これからは最後の崩しの所の精度だったり、シュートに向かう姿勢というのを練習からこだわってやっていきたいと思います」

―相手のロングボールへの対策は?
「ロングボールを蹴ってくるのは分かってるので、ラインを上げるのか下げて跳ね返すのかということをしっかり確認しました。ラインがバラバラにならないようにして、その後のセカンドボールへの反応をしっかりしようという話はしてました」

―無失点でしたが?
「(田中)奏一や(黄)大城が怪我から帰ってきて、やっとベストメンバーが組めて、自分達のタイミングで守備をすることができたので、その点はよかったと思います」

●DF田中奏一副将(4年=F東京U-18)
―今日の試合を振り返って。
「どうしても勝ち点3が欲しい試合だったので、厳しい結果となりました。」

―相手の攻撃に対する対応はどうだったか?
「相手がロングボールを蹴ってくるチームだったので、チャンスを作らせない守備をするのが前提でした。ただ勢いというのもあったと思うんですが、ボールを支配することがなかなかできずきつかったです。ただ、最後0点に抑えられたのでそこのところは良かったのかなと思います。前期を振り返ってみて失点を0に抑えたのはあまりないのでそこは良かったです」

―久々の公式戦でしたが?
「怪我は大丈夫なんですが、コンディション的にはまだまだという感じでした。ただ、次の試合には万全の状態で臨めると自分でもわかっているので、次ベストの状態をつくって試合に臨みたいです」

―後半サイドから攻め込んでいながら、得点できなかった要因は?
「僕自身あまり攻撃に参加しなかったですが、自分が思うのは相手のセンターバック2人のところが中々強かったという印象でした。最後深くまで攻め込んだときにもっとチャレンジしていくことが必要だったのかなと思いました」

―前回の対戦と比較すると?
「前期僕は出ていなかったんですが、前期の方が内容がよくボールを支配できていたのではと思います。今日は少し攻め込まれている場面もあったので。何度かチャンスも作れていたのですが、前半もっとボールを支配していけたらもっとチャンスも増えたのではと思います。なので、ボールをまず失わないで行けたらと思います」

―後期リーグが始まったが、目標は?
「もちろん優勝してインカレに出て、前期始まる前に日本一という目標も立てたので、まずはインカレを目指していきたいです」

―次節に向けた意気込みをお願いします。
「上に行くために後がなくなってきたので結果を第一に勝ち点3を獲得していきたいです」

●MF日高慶太(4年=桐蔭学園高)
―今日の試合を振り返って。
「自分たちが失点0で抑えられることは少ないんで、そういう意味では90分間集中を切らさずにできた。守備の面では良かったと思うんですけど、やっぱり相手も集中した中で、いかに点をとるかっていうので課題が残った試合だと思います」

―先ほど失点0とおっしゃいましたが、守備面で特別な練習をしたのか?
「駒澤がどういうサッカーをするかっていうのは大体わかってることだったんで、サブの選手たちは紅白戦とかやって、ずっと仮想駒澤をやってくれてて、そういう意味では対策はできてたので、何の心配もなく試合に臨めたかなと思います」

―今節になって田中選手や黄選手が戻ってきたが?
「あいつらはやっぱり経験が他の選手と違う部分があるし、そういう意味では失点0につながったのもあいつらの能力が発揮されたのかなと思います」

―スタメンの川久保については?
「最近パフォーマンスが高かったし、攻撃で変化を与えてくれる選手なんで、これからもっと結果出してくれれば自分自身ももっと余裕を持ってプレーできるようになると思うし、結果にこだわってやってもらえたら嬉しいなと思います」

―次節に向けて一言お願いします。
「再開してから勝利がないので、青学も前期負けてる相手なんで、なんとしても勝って上位に食いついていけるように頑張っていきたいと思います」

●DF黄大城(4年=桐生第一高)
―今日の試合を振り返って。
「チームとしてはなかなか勝ち星がない中で、前期に敗けている駒大ということで、内容より勝ちにいこうという話だったので、勝てなくて残念です」

―自身のプレーの出来はどうだったか?
「先週けがで1週間くらい休ませてもらって、コンディションは悪くなかった。結果としてなかなか試合に出られていなく、結果が出ていないので、まだまだ満足する気はないです」

―駒大の湯澤選手がいい動きをしていたが?
「駒大はシンプルに裏に蹴ってくるということだったが、その中であの11番(湯澤)がギャップでボールを出してくるというのはわかっていたが、わかっていながらそこでやられる場面が多かったので、もうちょっとケアするなり、中で話し合って対処した方がよかったかなと思います」

―けがの具合は?
「問題ないです。全然大丈夫です」

―次の試合に向けて。
「青学には前期に大敗しているので、後期が始まっていまだ勝ち星がないので、内容よりも結果にこだわっていきたいです」

●GK中川翔太(4年=國學院久我山高)
―今日の試合を振り返って。
「前期、駒澤に負けてるということもあったのでまずは負けないで、借りを返すという意味でも、また上に行くためにも今日は勝ち点3をどうしても勝ち取りたかったんですけど、まあ相手も非常に体を張って失点を防いでいたので、うちも本当に体をみんな張っていたので、まあどっちも惜しかったな、という試合でした」

―前半は自陣でボールを奪われることが多くピンチを何度か迎えたがその点については?
「監督はいつもパスをショート、ショートと繋いだらロングで狭い局面を打開しろというふうに言っていたんですけど、今日はショート、ショートでそのあとまたショートで相手の狙い所でボールをとられてしまうってことがあったんですけど、ハーフタイムでまた監督から指摘があって、後半はそこは改善できたんじゃないかと思います」

―守備陣としては無失点ということで収穫があったと思うが?
「そうですね。たぶん今シーズン2回目だと思うんですけど、これは最低限としてこれからも。まあ失点しなければ絶対負けることはないんで、今日のようにみんな体張ってハードワークして0で抑えるということは最低限やりたい所です」

―攻撃はかなりパスをつないで攻めていたと思うがなかなかシュートまでいけないことがあった。後ろからどのような思いで見ていたか?
「まあピッチも悪かったので、でもまあその中では本当によくつなぐサッカーというのはできてたと思うんですけど、とはいえシュートは何本かしかなかったにしても決定的なシュートというのがあったと思うんでそこで試合を決める、結果を出してくれればあとは問題なかったかなと思います」

―次節にむけての意気込みを。
「次も前期に完敗してる青学なんで、まずは前期やられたようなことは二度と繰り返さないようにしてもう一回前期の試合などを振り返って相手の特徴をいろいろつかんで絶対に次こそは勝ち点3をもぎとって、少しでも上にいきたいと思います」

●MF藤田息吹(3年=藤枝東高)
―試合を振り返って。
「今日は勝ち点3を取ることが大事な試合だったので、そういった意味で残念です」

―駒澤は前期にセットプレーから3失点を喫した相手でしたが?
「守備の面では前節の筑波戦もしっかりと集中して良い守備が出来たと考えていて、それを継続していこうと話していました。セットプレーには特に注意して臨めたかなと思います」

―無失点で終われたのは久しぶりだが?
「今までに比べてチーム全体で集中して、守備が出来ていると思う。前期は失点が多かったのですが、後期は減らしていきたいです」

―その一方攻撃面での課題も見えたように思えたが?
「そうですね。ボールを保持するという部分は出来ていたと思うのですが、最後のところで相手も身体を張って守ってきていたし、うまく崩せなかったかなと思います。最後の崩しの部分をもっと練習してやっていけたら良いかなと思います」

―次節・青学大戦への意気込みをお願いします。
「青学はいま調子が悪くて勝てていない相手だと思います。そういったチームに取りこぼしてしまうと本当に痛いので、しっかりと勝ち点3を取れるように、今週1週間練習をしていきたいです」

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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