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[ケイスポ]役者揃い踏み、5発大勝で3位に浮上!!:国士舘大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[10.23 関東大学1部L第15節 慶應義塾大5-1国士舘大 早稲田大G]

 前節、後期初勝利を挙げた慶大にとって「連勝できるかが重要だった」(笠松亮太主将・4年=東京Vユース)国士舘大戦は、前半に“狙い通りの”セットプレーから2得点をあげると、勢いそのままに後半にも3得点を挙げ、快勝した。

 立ち上がりは、両者ともにボールが落ち着かず、思ったような攻撃が出来ない展開が続く。そんな中、均衡が破れたのは、前半21分。増田湧介(1年=清水東高)が右サイドを攻略して得たFKを日高慶太(4年=桐蔭学園高)がセットし、早い弾道のクロスを送ると、これに松岡淳(3年=慶應義塾湘南藤沢高)が右足で合わせて先制、試合の主導権を握る一撃を、成長著しいCBが決めて見せた。

 さらにそのわずか2分後、CKから河井陽介(4年=藤枝東高)がファーに滞空時間の長いクロスを送ると、これを黄大城(4年=桐生第一高)がヘッドで合わせてゴールを強襲。一度は相手GKに阻まれるも、こぼれ球に大塚尚毅(4年=滝川第二高)が詰めて難なく押し込んだ。「セットプレーが鍵になってくることもある。徹底的にその練習をしてきた」(須田芳正監督)。リーグ後半戦、1点に苦しみ、勝ち点を伸ばせなかった状況を打開すべく、取り組んだセットプレーの練習が実を結んだ形となった。終盤に1点を返されるも、出場停止明けで戻ってきた笠松を中心に相手の反撃を1点にとどめ、前半を1点のリードで折り返した。

 後半、試合を決めるべくギアを上げた慶大は、53分。大塚のパスカットを起点に、ボールを受けた藤田息吹(3年=藤枝東高)が、PAに侵入した風間荘志(4年=暁星高)へスルーパスを通す。風間は落ちついたドリブルから冷静に流し込み、試合を決定づけるゴールを決めた。攻撃はさらに続く。追加点の直後に電光石火のカウンター。前線でくさびパスを受けた風間が反転して前を向くとすかさず、左サイドへスルーパス。これを受けた日高はドリブルで相手のマークを外し、ゴールに迫ると、迷いなくミドルシュートを放った。前節自身の2得点で勝利を手繰り寄せたことで「余裕ができて、自分の中で自信を持ってプレーが出来ている」(日高)。GKの頭上を射抜く鮮やかなシュートがゴール右隅に吸いこまれていった。

 3点のリードを奪った慶大は、森田達見(3年=川崎F U-18)、川久保理(3年=國學院久我山高)に加え、リーグ戦初出場となった長尾賢太郎(1年=神戸U-18)を投入。新戦力を試す余裕も見せた。すると長尾は藤田のスルーパスに抜け出し、ゴール前でFKを獲得。これを河井が直接たたき込み、ゴールラッシュを締めくくった。

 前節の劇的なロスタイム弾に続き、今節は大量5得点勝利での2連勝で、波に乗った慶大。順位もインカレ圏内の3位にまで浮上した。それでも「いい流れと言えるのは3連勝、4連勝してから」(田中奏一副将・4年=F東京U-18)と現状に満足はしていない。過去3年間成し遂げられなかったインカレ出場を目指して。次節、1部に昇格してから未だ経験のない3連勝をかけて神大戦に臨む。

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11/27(日)第21節早稲田大戦
13:50kickoff@西が丘
リーグ戦でも早慶戦が実現します!
注目の対決、皆様是非お越しください!!
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