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[ケイスポ]慶應義塾大vs国士舘大 試合後の慶應義塾大大コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[10.23 関東大学1部L第15節 慶應義塾大5-1国士舘大 早稲田大G]

 前節、後期初勝利を挙げた慶大にとって「連勝できるかが重要だった」(笠松亮太主将・4年=東京Vユース)国士舘大戦は、前半に“狙い通りの”セットプレーから2得点をあげると、勢いそのままに後半にも3得点を挙げ、快勝した。
 
以下、慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
―今季最多の5得点で快勝でした。
「セットプレーから2本決めることができたからね。今回はその練習を徹底的にやってきたんだけど、練習通りの形で決められた。それがすごく大きかったね」

―セットプレーの練習に重点を置いたというのは、これからポイントになってくるということか?
「そうだね。これから厳しい試合が続いていくからね。セットプレーはだいたい得点の40%くらいを占めると言われているけど、これから厳しい戦いが続いて、なかなか崩しきれないという時に、セットプレーが鍵になってくる。トレーニングの中で質を高めていきたい」

―今節は前節の劇的勝利から良い流れで試合に入れていたか?
「雰囲気も良いし、コンディションも良かった。うちは4年生が多いので、そういった雰囲気作りに関しても経験があるので。まあこれを続けていくこと、次の3連勝に向けて準備していきたいです」

―2トップ揃ってのゴールでした。
「やっぱり、得点できるポジションにいるかどうかということだと思う。どこで得点するかというとペナルティエリアの中に行かないといけないよね。彼らはいくら前線でボールをキープしていてもそれだけでは仕事をしたことにならない。やっぱりフォワードはゴールを決めないといけないから。その点、今日はポジショニングがうまくいっていたのかなと思う」

―フォーメーション、メンバーが固まりつつあるのか?
「そうだね。まあ今は4-4-2と4-2-3-1どっちもできるので、そのときの選手や相手によって決めていくという形ですね。どっちもできることは強みだと思う。今は大塚と風間の2トップが良いからね。大塚がキープできて、風間が裏に抜けるという形」

―2得点後の前半の終え方が気になったが?
「自分たちのサッカーにはコンパクトが1つのキーワードになってくると思う。自分たちのペースではないときは、ディフェンスからフォワードまでの距離が伸びてしまって、セカンドボールを相手に拾われてしまっている。今日の前半の終盤もそうだよね。コンパクトでない状態だと、攻められて、跳ね返して、また相手に攻められてと悪い流れになってしまう。そこは自分たちの課題。前からプレスに行って、それに応じてディフェンスもラインを上げるということ。裏を取られるんじゃないかという怖さもあるけど、上げることによってセカンドボールを拾えて中盤を締められるから。これからも全体をコンパクトに保つということは徹底して、やっていきたい。後半はそれがうまくできていたと思うよ」

―次節に向けて。
「相手(神大)もここまで2連勝で調子が良いので、そこの勢いでは絶対に負けないようにしたい。彼らがどうくるかは分からないけど、印象としてはカウンターが非常にうまい相手というイメージがある。こちらは相手が引いてきた時にどうやって攻めていくかというのを確認したい」

●DF笠松亮太主将(4年=東京Vユ-ス)
―試合を振り返って。
「先週後半戦初勝利ということで、今日はいかに連勝できるかが重要だった。そんな中、4点差をつけて勝ち点3を取れたことは非常に良かったと思う」

―セットプレーで先制できたことが大きかったか?
「今週、攻撃面でのセットプレーの練習をやってきた中で、結果が出たので良かった」

―ディフェンスをやっていて相手に怖さはなかったか?
「そうですね。ラインをとにかく高く保ってコンパクトに戦おうということで、ラインコントーロールの練習はやってきた。それにプラス相手に裏を取らせないということをケアしながら試合を進めていたが、上手く守れていたと思う」

―フォーメーションをワントップからツートップに変えて2連勝と結果に繋がっています。
「攻守のバランスという面で良くなっているように感じる。お互いが良い距離感でやれているかなというのはあります」

―5得点の快勝でしたが、その中で課題は?
「前半の終わり、失点を許した時間帯ですね。攻め込まれてセカンドボールを拾えなくなってしまった。そういったときにこそ、コンパクトを意識してセカンドボールを拾えるようにしないといけないと思う。そのほかにも、攻撃面で良い形のビルドアップがなかなかできなかった。そこをもっと突き詰めていけたらと思います」

―3連勝を目指しての神大戦に向けて、意気込みを。
「3連勝というのは1部に上がってからまだ経験していないし、難しいことだとは思いますが、自分たちがしっかり良い準備をして、3連勝したいと思います」

●DF田中奏一副将(4年=F東京U-18)
―今日の試合を振り返って。
「点差というより勝てたことが良かったです。今週はずっと守備の練習をしてきたので本当は無失点に抑えたかったんですけど、守備の面ではいい所がたくさんあったんじゃないかなと思います」

―2トップになって守備面で変化はあったか?
「守備の時の形っていうのは以前と変わってないんですけど、システムがどうっていうよりは練習してきたことをしっかり出せたかなと思います」

―シンプルに前線を狙っていたが?
「今日は特に前半は下で回せるシーンが少なかったんですけど、そこはサッカーなんで臨機応変に、自分達のサッカーもありますけど、そこはシンプルに相手の嫌な所を突いていくというのも結果的には良かったんじゃないかなと思います」

―2連勝といい流れだが?
「まだ2勝してるだけなので。本当にいい流れと言えるのは3連勝、4連勝してからだと思うので、次がもっと大事になってくるかなと思います」

―神大戦に向けて。
「相手がどうというよりも、本当にラスト7試合を1戦1戦戦っていくことしか僕らには出来ないですし、大学での試合もラストに近づいてきているので、大事に戦っていきたいと思います」

●MF日高慶太(4年=桐蔭学園高)
―今日の試合を振り返って。
「90分通して相手のペースでしたが、そのなかで自分たちがしっかり集中力を切らさずに耐えた結果、自分たちの時間をつくり良い形で点が取れました。選手たちが自分たちの判断で状況判断出来、いいプレーが出来た結果だと思います」

―前節の2ゴールに続き、今日も素晴らしいアシストやドリブルから切り込んでのゴールがありました。ご自身の調子は。
「ここまでなかなか点が取れていなかったんですけど、前節決められたことで少し余裕ができて、自分の中で自信を持ってプレー出来ているのが好調の要因だと思います」

―リーグ終盤に向けてのチームの課題は?
「今日は守備が集中して出来たけど、攻撃面で早い攻撃が機能して得点することが出来た一方で簡単にボールを失う部分もありました。相手や状況に合わせて自分たちでキープして回せる時間帯も必要だと思うし、今日のようなサッカーだけでは上のチームには勝てないと思うので、状況判断して自分たちの攻撃を変えていける力が必要かなと思います」

―次の試合に向けて。
「1部で3連勝したことがないのでそれを目標にするのはもちろんですし、チーム内でしっかり競争して次の神大に勝てるよう頑張りたいと思います」

●FW風間荘志(4年=暁星高)
―今日の試合を振り返って。
「そうですね。今日は絶対に勝ちたかったので、勝てたことはよかったということと、FWとしてシュートを打つということを目標にしてましたけど、シュートはあまり打てませんでしたが、点が取れたことはよかったです」

―早大戦以来の得点、ゴールを決めたときの気分は?
「やっぱりうれしいですね。久しぶりすぎたので、もっとコンスタントに取っていかなければと思います」

―チームは大量5得点を取っての快勝でした。
「そうですね。セットプレーから点が取れたのが大きかった。内容的には前半とかは特に互角の試合をしてたので、最後まで集中を切らさずにみんなでいいポジションを取っていたことが、いいカウンターにもつながったとも思うし、いい攻撃につながったと思います」

―大塚選手との2トップの感触は?
「いいと思います。個人的には、高校時代も2トップだったのでそっちの方がやりやすいのかなっていうのはあります」

―次節に向けて。
「次節も負けられない戦いが続いて、4年生はあと7試合、一つ一つを引退試合だと思って絶対に悔いの残らないようなゲームをしたいと思います」

●DF黄大城(4年=桐生第一高)
―今日の試合を振り返って。
「まず試合全体的にはなかなか、どっちつかずの試合という印象ですね。自分たちのサッカーが完璧にできたわけでもないし、相手も完璧に自分たちのサッカーができたという感覚はないと思うので、お互いいいところを消しながらその中でうちはある程度工夫しながら、時間帯によってラインを高い位置からプレスをかけたり、ちょっと引いて守ったりしながらうまい具合にゲームの駆け引きはできたかなと思います」

―今日は最後まで攻撃の手を緩めませんでした。
「そうですね。前半を2ー1で折り返して、守りに入ったらいつやられるかわからないという状況だったので、後半立ち上がりからまずプレスで、守備で自分たちのリズムを作って、なんとか追加点を取ろうという形だったんですけど、まああそこまでポンポン入るとは思わなかったので、けっこう後ろとしては助かりました」

―きれいなカウンターもありました。
「そうですね。ハーフタイムに守備でリズムを作ろうという話をしてて、その中で時間帯によって引いて守備したり、前からプレスしたりしながら、それがはまった。いいポジショニングをとって守備をしてればボールを取ったときにもいい形で攻撃に移れると思うので、それがやっぱりあのカウンターにつながったのだと思います」

―2トップを採用してからやりやすさは?
「ディフェンスライン的にもやっぱり詰まったときのターゲットが2枚あるということは大きいし、2人の関係でパスコースを作れるので後ろとしては2トップは大賛成です」

―次節に向けて。
「まだ一部に上がって3連勝したことがないので、まずはそこは絶対に狙いたいということと、自分たちのサッカーをするということでやっているんですけど、結果が出てるので本当に一戦一戦大事にして結果が全てなので結果にこだわってやっていきたいです」

●FW大塚尚毅(4年=滝川第二高)
―今日の試合を振り返って。
「結果的に大差で勝って良かったです。でもやっぱ内容的には自分たちのやりたいサッカーっていうのがなかなかできなかったんで改善点は多くあるかなと感じています」

―2点目を振り返って。
「本当にもうこぼれてきて、押し込むだけだったんで。でもセットプレーから点をとるっていうのは、前日練習とか前々日練習で取り組んでたんで、立ち上がりの2点、セットプレーからとれたのは大きかったかなと思います」

―ここ2試合では風間選手と2トップを組んでいますが?
「割と自分的にはやりやすいかなっていうのが率直な意見で、ワントップの頃はちょっと自分が前向いても前に選手がいなかったりしたんすけど、結構ふたりで攻め込める場面とかも作れるようになったんで個人的に非常にやりやすいですね」

―この勝利で後期初の2連勝となりますがチームの調子は?
「非常にいい雰囲気でできてるんで次も勝てるようにやっていきたいですね」

―次節への意気込みをお願いします。
「3連勝は1部上がってからしたことないんで、次勝って初の3連勝を飾りたいと思います」

●MF河井陽介(4年=藤枝東高)
―今日の試合を振り返って、攻撃が上手くいった理由は?
「1点目と2点目のセットプレーに関しては今週ずっと練習してきて、中に入る選手もそういう意識をして点を取ってくれたと思うし、その辺はチームとしてセットプレーで点を取るというのはみんなで決めていたことなので、それは練習の成果が出てよかったなと思います」

―ご自身のFKでの得点について。
「3点差があったので気楽に蹴れたし、自分はあの辺の位置をいつも蹴らせてもらうわけではないので、そういう意味では肩の力も抜けて蹴れたのでよかったと思います」

―明大戦に続く2連勝で、チームの雰囲気は?
「そうですね、こうやって大差で勝つ試合というのはあまりなかったので、この勝利というのはチームにとっても本当に自信になると思うし、連勝できたことでまだまだ上もあるので、ここで気を緩めることなくまた次の試合に向けてちゃんと準備すればもっともっと上にいけるんじゃないかと思います」

―今回の相手はあまり高くない選手が多かったですが、対策や意識したことなどは?
「国士舘は両サイドバックが上がってくるので、そのボールを奪ったあとにそこの裏をついでこうっていうのはリサーチの人たちの分析でわかっていたので、そこは前半から狙っていたんですけど、ショートカウンターという意味では3点目の風間のゴールにつながったし、そういう意味ではやっぱり分析した結果が出たんじゃないかなと思います」

―次の神大戦に向けて一言お願いします。
「とりあえず、自分たちのサッカーができるように1週間いい準備をすることと、また相手のサッカーをしっかりと分析しつつ相手の長所を消せるようにしていけばいいサッカーができると思います。3連勝したことがないので、3連勝できるようにみんなで準備していきたいと思います」

●DF松岡淳(3年=慶應湘南藤沢高)
―今日の試合を振り返って。
「守備から入るという風に言われてたので、自分としても守備面で特に集中してできたので、手応えは感じました」

―2トップになって守備面の変化は?
「あんまり変わったという感じはないですけど、風間君とか(大塚)尚毅君とかがしっかり追ってくれて、そこを打開されてもボランチの息吹(藤田)と増田が守備をしっかりやってくれるので、システムというより1人1人が責任をもってやれてるのがいいのかなと思います」

―以前と比べて良くなった所は?
「守備の意識が上がったのかなと思ってます。前回、ロスタイムでの得点で勝って、今回は結構点を取ることができて、みんな気持ち的にも強い気持ちを持って試合に臨めているんじゃないかなと思います」

―神大戦に向けて。
「試合展開としてはうちが主導権を握れると思うんですけど、攻めてる時に守備としてはリスクマネージメントだったりそういうやるべきことはしっかりやりたいです。3連勝というのはあんまり出来ることじゃないので、混戦から抜け出せるように、強い気持ちをもってやっていきたいと思います」

●MF藤田息吹(3年=藤枝東高)
―今日の試合を振り返って。
「先週良い形で勝てたので、その勢いのまま勝利することができてよかったです」

―個人の出来は?
「ディフェンスの面では良かったのですが、まだまだ攻撃の部分でラストパスやくさびの所が、出来てなかったので、次はできるようにしたいです」

―前節に続いて2トップだったが?
「フォーメーションは変わったんですが、自分たちのサッカーは変わらないと思うので、そういった意味では戸惑いはなかったです。完成度という意味では、スタッフにも言われたんですか、ディフェンスの所だったり、細かいところ、例えばゴールキックを競る所であったり、笛が鳴った後での切り替えであったり、細かいところがまだまだ突き詰められてない所もあるので、改善したいです。個人としては、役割は変わってないので、いつも通りやりたいです」

―久々の2連勝です。
「後期始まってなかなか勝てない中で、でも負けなかったので悪くはなかったんですが、大きな2連勝だと思います」

―次節へ向けて。
「1部に上がって以来3連勝したことはないので、それを目指して頑張って行きたいです」

●MF長尾賢太郎(1年=神戸U-18)
―リーグ戦初出場でした。
「監督には「迷わず積極的にやれ」と言われたので、それが勇気になって思いっきりできた」

―日髙選手に代わって入ったが?
「僕は慶太くんとは違うプレーヤーなので、慶太くんは慶太くんで、僕は僕のプレーでやろうと思った」

―自身の持ち味は?
「裏に抜けることが僕の持ち味だと思います」

―左サイドを抜けて河井選手のゴールにつながるファールをもらったシーンがありました。
「ファーストタッチでもうちょっと決めたかったが、足下についちゃって、ごちゃごちゃになったが、ファールにつながってよかった」

―ディフェンス面でも身体を張ったプレーを見せていました。
「オフェンスをやった分、ディフェンスもしないといけないなと思って、そこはしっかりした」

―公式戦では神戸大との定期戦以来の出場でした。
「あの時は監督にも「頭を使っていない」と言われたので、それから出場機会も減ってしまったので、もうちょっと頭をつかって、考えられるプレーヤーになりたかったので、ずっと考えてやって、やっとチャンスが来て、今日につながりました」

―今後の目標は?
「まず出場したので、今度はもっと出場時間を伸ばして、インカレ出場へ頑張りたい」

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11/27(日)第21節早稲田大戦
13:50kickoff@西が丘
リーグ戦でも早慶戦が実現します!
注目の対決、皆様是非お越しください!!
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