beacon

[コマスポ]順大下して弾みをつけろ!チーム一丸となって連勝へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第85回関東大学サッカーリーグ戦・後半戦1部第16節は29日、赤羽スポーツの森競技場で駒澤大学が順天堂大学と対戦する。前節の早稲田大学戦では主将・林堂眞(4年=習志野高)の一発で5試合ぶりに勝利を手にした駒大。まずは下位脱出のために連勝を目指す。

 まさに雪辱を晴らした一戦だった。前期リーグ戦、また大臣杯予選の決勝ではあと一歩届かずに敗れていた早大。様々な思いを背負って臨んだ前節は、立ち上がりから早大のパス回しに圧倒され、前半のシュート数は、FW湯澤洋介(3年=矢板中央高)の放ったわずかに1本のみと、攻守にわたって早大にペースを握られた。それでも全員でゴールを堅守しスコアレスドローで前半を折り返すと、試合が動いたのは後半。52分にFW大園祥太(4年=鹿児島実業高)が絶好の位置でFKを獲得すると、キッカー林堂の放ったシュートは吸い込まれるようにゴールへ。先制点を挙げた駒大は、その後も早大の決死の猛攻を受けるが、粘り強いDFで失点を許さず、そのまま試合終了の笛。現在上位にいる早大に、一矢報いる勝利となった。

 次なる対戦相手は現在5位の順天堂大学。前期対戦時には、「順大の方が勝とうという意識が強かった」(秋田浩一監督)とメンタル面での弱さが出てしまい、0-2で黒星を喫している。そんな順大の要注意人物として挙げられるのは、現在得点ランキング4位と好調の、元JリーガーでもあるMF原田開(2年=湘南)だ。スピードあるプレーで、駒大ゴールを脅かしにくることが予想される。また、前回巧みなボールさばきで駒大を翻弄した、順大のテクニシャンとも言えるMF天野純(2年=横浜FMユース)からも目が離せない。

これを迎え撃つ駒大は、「後期は前期よりも点が取れているからこそ、DF陣が頑張る」と、スタメンに定着しつつあるGK檜山昇吾(2年=水戸商業高)が意気込むように、前節同様に無失点で抑えることが鍵を握っている。特に林堂、三宅徹(4年=名古屋U18)、砂川太志(4年=宜野湾高)、三澤祥馬(3年=三菱養和SCユース)の最終ラインでは上級生としての意地を見せつけ、駒大ゴールを死守して欲しい。

 前節はそれまでの暗雲を晴らすかのように、「総力戦」を制した駒大。現在、下位の勝ち点差はつまっており、上位浮上のためには順大から勝ち点3を奪って連勝することが不可欠である。「技術よりも気持ちが大事」と語る秋田監督。敗戦を喫した前期の順大戦では、メンタル面での弱さが大きく影響した。しかし「一試合一試合やるしかない」と林堂主将が話すように、選手・応援を合わせたチーム一丸となって早大を下した今、技術だけではなく強い気持ちも揃った駒大サッカーで勝利を狙う。

(文・駒大スポーツ 河田奈津子)

PR:この度、駒大スポーツでは今、流行のつぶやきサイト「Twitter」で試合の速報、さらに試合内外で見つけた細かな話題をつぶやいております。「koma_football」で検索して、ぜひフォローをお願いします。
コチラから

「ゲキサカ」ショート動画

TOP