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[ケイスポ]慶應義塾大、第16節神奈川大戦プレビュー

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 なんとしても3連勝を――。第85回関東大学サッカーリーグ1部第16節は29日、江戸川陸上競技場などで行われ、慶應義塾大は神奈川大と対戦する。両チームにとって3連勝がかかった一戦だけに注目が集まる試合になりそうだ。

慶大にとって、3連勝はいままで一つの壁となってきた。関東1部リーグに昇格して以来、一度も経験したことのない3連勝。インカレに出場出来なかった過去2年間、それが一つの要因だった可能性は十分あり得る。だからこそ選手は2連勝の現状に決して満足していない。「本当に良い流れと言えるのは、3、4連勝と続いてから」(DF田中奏一副将・4年=F東京U-18)。さらなる高みを目指す慶大の快進撃はまだまだ続きそうだ。

 ここまでの2連勝は、明大相手の劇的なロスタイム弾、そして国士舘大に4点差をつけての快勝によるものだ。そんな好調を支えるのは4年生を中心とした守備の安定、そして攻撃陣の爆発力だ。これについて須田芳正監督は「うちの4年には経験がある。良い準備、雰囲気があることが結果に繋がっている」と分析する。

 特にリーグ戦が拮抗している今季において鍵になりそうな3連勝。これを目指すのは、神奈川大も同じである。流通経済大、青山学院大に連勝した神大も慶大同様勢いを持っているに違いない。そこの勢いでは決して負けられない。

 そんな中特に気を付けたいのが、「堅守からのカウンター」(須田監督)だ。慶大にとって、相手の攻守の要・佐々木翔(4年=城山高)を抑えること、そしていかに自分達のサッカーを続けられるかが試合の勝敗を分ける要因になる。3連勝で勢いをより加速させるのはどちらのチームになるのか、要注目だ。

(文 慶應スポーツ新聞会)

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